M1> ピーチェズ・アンド・ディーゼル / エリック・クラプトン
1977年発表。
全米アルバム・チャートNo.2を獲得!
クラプトンの代表作に数えられる名盤『スローハンド』
「コカイン」「ワンダフル・トゥナイト」「レイ・ダウン・サリー」など代表曲が目白押しのまさに名盤!ある意味この数曲が入っているだけで集約されてしまいそうな1枚ではありますが、そんな単純なアルバムではありません。
僕が個人的に大好きなインストナンバーはラストに収録されている「ピーチェズ・アンド・ディーゼル」。
優しいキーボードが心に染みこみ、クラプトンの美しいギター・フレーズがアルバムの終演を告げるように後を引き、耳にずっと残り続けるメロディ。
さりげなく語りかけてくるようなギター・ソロも魅力的です。
ギターが歌うってよく表現されますが、こういう事なんだ・・・と教えてもらった曲。
“スローハンド”とは60年代の、ギター弾きまくりの頃の愛称。
クラプトンが残していく名曲の原点はこのアルバムで作られたベースをこの後も継承していくことになっているような穏やかな雰囲気の漂う名盤です。
ギターの歌う歌詞はなんて歌っているんでしょうね?
春風と共に一緒に味わいたい♪
M2> フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン / ソニア・ローザ ,渡辺貞夫
「ソニア・ローザ」はブラジル出身。
伝説の競馬騎手として今もなお人々の尊敬を受ける国民的英雄Olava Rosaの娘としてサンパウロにて誕生する。
裕福な家庭に生まれ、6歳の頃からギターをさわり始め、ジョアン・ジルベルトの曲を覚えるなど音楽性を磨いていきます。
10代でボサノヴァ歌手としてレコードをリリースするなど、頭角を現す。10代では引く手数多の人気ミュージシャンに♪
サンパウロでクラブを経営していた小野リサの実父との接触をきっかけに、日本へ渡り、サックスプレーヤー・「渡辺貞夫」さんプロデュースで1970年に日本デビュー。
そんな彼女の1987年にリリースされた「ボッサ・ノバ」から。
ソニア・ローザの歌声をサポートするのはもちろん「渡辺貞夫カルテット」♪
なんて豪華なアルバムなんでしょう・・・。
日本の今日のボッサ・ノバ文化は彼女の来日と共に始まったといってもいい。
彼女の存在は本当に大きいのです♪
そんな彼女の自分の存在を示すようにアルバムタイトルには「ボッサ・ノバ」
約30年前にこの雰囲気を残してくれたクオリティ、美しさ、爽やかさ、全てに感謝です♪