M1> All I Need to Know / ブリンドル
2002年リリースのアルバム「ハウス・オブ・サイレンス」から。
「カーラ・ボノフ」、「アンドリュー・ゴールド」、「ウェンディ・ウォルドマン」、「ケニー・エドワーズ」によるスーパー・グループ『ブリンドル』のセカンド・アルバム。
さてこの「ブリンドル」というグループは1960年代末にロスにて結成され、1970年にシングル「Wake Up This Morning / Let’s Go Home and Start Again」をリリースするも、アルバムを発表する機会が得られずに解散してしまった幻のグループ・・・。
そうそうたるメンバーである。
アルバム・デビューを果たせぬまま解散し、それぞれの活動で名をあげた4人が
20数年ぶりに集合して95年にデビュー・アルバム「ブリンドル」をリリースしてから7年後にリリースされたのがこの「ハウス・オブ・サイレンス」
1970年代後期の香り漂う、フォーク・ベースの良質な音が詰まった作品です。
それぞれの成功を手にして改めて音楽に向き合ったとき、表現された音楽はシンプルなフォーク。
彼らの原点の音楽に立ち返った雰囲気です。
アルバムの中で存在感を放っているのは「ウェンディ・ウォルドマン」
リード・ヴォーカルを一番多く担当しています。そして「カーラ・ボノフ」の存在も忘れてはなりません。
以前もカーラの曲をお送りしましたが、この清楚で気品溢れる歌声は春先にも聴きたくなってしまう・・・。
だって仕方ないじゃないの♪
M2> ブロークン / ジェイク・バグ
1994年2月28日生まれ。(現在22歳)イギリス出身シンガー・ソングライター。「ジェイク・バグ」
2013年にリリースされた彼の大ヒットデビュー作「ジェイク・バグ」より。
14歳でギターを始め、17歳でマーキュリー・レコードと契約。
「ボブ・ディランの再来」と世界でも注目を集め、シンプルに鋭いアコギによるリフと疾走感溢れる曲展開、いきなり心を鷲掴みにされるインパクトの強い作品♪
全体を通して聴いた印象としては、やはりボブ・ディランの名を出さざるを得ない作風だろうか。正直ここまで率直にディランの存在を意識させられるアーティストというのは、ここ十数年でもそうは居なかったんじゃないだろうか。
御大ディランがデビューして(今年は日本ツアーも発表されましたが、ちょうど今日は東京でコンサートをすることになっている。)時代を変化させ、コレまでの時代の中でディランのようなアーティストがたくさん出てきたか・・・。
そんな時代の中に出現したジェイクは本物。
類まれな才能と、恐ろしさも兼ねそろえた音楽センス。
デビュー作でそれが実証された。
世界中で耳を奪われることになるのだから。
今年はフジロックの出演も発表され御大と本人も日本でパフォーマンスとは。
何かのパワーが日本に呼んでいるのか。
今年も耳を奪っていただきましょう♪