M1> パ・ロ・ニーニョ ~子供たちへ~(コロンビアーナ)/ 沖仁(おきじん)
1974年生まれ。14歳より独学でエレキギターを始め、高校卒業後カナダで一年間クラシックギターを学ぶ。その後、スペインと日本を往復し20代を過ごしながら、帰国中の1997年、日本フラメンコ協会主催新人公演において奨励賞を受賞。
2000年5月帰国。 2006年、3rdソロアルバム「ナシミエント~誕生~」でメジャーデビューを飾った『沖仁』氏。
2011年にリリースされた沖仁さんのアルバム「Concierto[コンシエルト]~魂祭~」から。
沖さんの奏でるギターの音色の優しくもピリッと刺激的な演奏が収録されています。
全体的にこのアルバムにはフラメンコの要素もたっぷりと収録されてエネルギッシュでフレッシュな音が並びます。
スペインの生活で勝手に身に染み付いたDNAをこのアルバムで表現してくれているようです。
進化をとめない沖さん。
僕はまだお会いできていませんが、いつかはご一緒したいアーティストの一人。
よく「ギターが歌う」なんて表現がありますが、棒にはギターが「笑って」いるように感じます。イキイキとしていて小気味良い。
もちろんリズムもそんな気持ちにさせてくれるんでしょうが、それだけではない魅力が彼にはあるようです。
さてギターの世界旅行に出かけてみることにしましょう♪
アナタはどんな世界を見れるかな?
そしてこのギターはどんな表情をしているのかな?
M2> セカンド・スキン / ヘザー・ノヴァ
1996年にリリースされた「グロウ・スターズ」から。
バミューダ諸島出身の女性シンガーソングライター「ヘザー・ノヴァ」
10代後半に学校通うようになるまで、弟・ミシカと両親と伴に、バミューダ諸島内を漂うボートのなかで育った・・・という特異な経歴がある彼女。
彼女の音楽は海のリズムが支配しています。
歌声の向こうには波の音が聞こえる・・・ような気がします。
それほど海とリンクしている音を届けるアーティストはいない気がします。
自然を感じる緩やかなリズムとどこまでも緩やかにしなやかに伸びる歌声。
時々、重く、暗い夜の海のように歌われる彼女の声は、一瞬のうちに青い海へと表情を変え、バミューダの海や風や星を想像させてくれているようです。
遠くの国に連れて行ってくれているような気分にさせてくれるところがあります。
このアルバムのタイトルトラック「グロウ・スターズ」は
「輝く星の下でキスして♪」なんてロマンチックな歌詞で始まります。
自然も愛する彼女はやはり女の子だったんだ。とホッとしたり。
個人的に「セカンド・スキン」の歌声に惚れ込んでしまったわけで。
自然体の彼女と旅に出かけるとしましょうか♪
どんな風景をみれるかな?