M1> With You In Mind(ウィズ・ユー・イン・マインド)/ アラン・トゥーサン
ニュー・オーリンズの大プロデューサー『アラン・トゥーサン』
エルヴィス・コステロや中島美嘉とのコラボレーションで再び脚光を浴びている78年のアルバム「MOTION」に収録された1曲。
バックのアーティストの名前だけでもアルバムを手に入れたい気持ちになります。
ラリー・カールト、ニック・デ・カロの名前を見れば、良い想像が出来てしまう♪
「アラン・トゥーサン」のピアノとヴォーカルはハッキリと分かっちゃう。
この渋さと包容力。
ジェリー・ウェクスラー指揮のもと集結した豪華なメンツの演奏の下、柔らかくもソウルフルなボーカルがアルバムを彩ります。
スロウなメロディにギターのソロが涙を誘い、哀愁の言葉のごとく、遠い記憶を手繰るようにメロディに自分の過去を投影して、それぞれの時間を思い出す。
後半に聞こえるコーラスに胸が熱くなり、何度聞いてきただろう。
切なくも包み込んでくれるであろうアランのボーカルをいつの時代も求めていたようです。
音楽史に燦然と輝く傑作だと思います。
この時季に聞くと・・・来るね・・・。
M2> スラップスティック / ジョシュア・レッドマン
1995年にリリースされたこちら。
「スピリット・オブ・ザ・モーメント~ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」から。
「ジョシュア・レッドマン」がカルテットを率いてクラブ出演したときの記録。
ライブ盤です。
その勢いのあるプレイは最高です。
あまりライブ盤を聴くことはありません(だって疎外感をかんじるからw)がこの内容は飽きさせない選曲とプレイに納得♪
勢いあるグループのグルーヴをそのままコンパイルした1枚。
聴いているだけでテンションも上がってきます。
オリジナルの曲の間にスタンダードを挟むという緩急の付け方。
純粋にジャズ・ファン、ジャズの楽しさを伝えてくれる1枚になっている。
スローやバラードのドラマチックなソロ。
モダンな空気を帯びているところもさすが。
ジャズの長尺の演奏も聴けてしまうのもこの構成のなせる業か?
新生カルテットの意気込みを感じさせる凄まじいパワーだ。
これは買いです♪