Hi!心呼吸 5月31日(火)

M1>  Fight 4 Love  /   Dominic (ドミニク)

 

2012年にリリースされたオリジナルアルバム「ヒアー・ミー・ナウ」から。

実力派シンガー・ソングライター、「ドミニク」

このドミニクの才能を最大限に引きだすためにリリースされた1枚。

 

さてこのドミニク(ニュージャージー出身のR&Bシンガー/ソングライターによるソロ・デビュー・アルバム。心地よいフロウもさすがの存在感)

 

これまでにも数々の著名アーティストとコラボレートしてきて実力をつけ、2012年に完成した1stアルバムはそうそうたる著名なアーティストが集結しています。

そのためか、ソロの初作品とは思えない貫禄も兼ね備えます。

 

18歳の頃からDJジャジー・ジェフの下で働き、ベイビー・フェイスのプロデューサー・チームのメンバーとも働きながらセンスを磨いてきたドミニク。

彼が描くライティングセンスは大絶賛されたんだとか・・・。

 

このアルバムから1曲目に収録された極上バラード「Fight 4 Love」

ピアノの旋律から引き込まれ、ドミニクの世界にトリップできるミディアムバラード。

甘い歌声も外せない彼の才能だが、この雰囲気を出せてしまうこと。

それも1stだということ。

 

中途半端なメジャー・アーティストでは太刀打ち出来ないこの感じ。

オススメです♪

 

M2>  ロング・グッドバイ  /   ミランダ・リー・リチャーズ

 

サンフランシスコ出身のシンガー・ソング・ライター「ミランダ・リー・リチャーズ」

モデル出身のでもある彼女は、「ブライアン・ジョーンズタウン・マサカー」への楽曲提供などを経てデビューを飾る♪

 

美しい透明感のある彼女の声はいつ聞いても独特の優しいアンニュイな時間に進入させる。

2002年にリリースされた1stアルバム「ヒアゼアアフター」

 

アルバムの全体的な印象は60年代70年代の空気を含みながらの「オルタナティブ・フォーク」の湯王に感じます。

 

フワフワと綿毛が飛びようにヒラヒラしていて柔らかい。

品格も感じる。

 

さてこのアルバムから「ロング・グッバイ」

徐々にフォークにポップさが加味され、主張しすぎていないヴォーカルに聞き入ります。

歌声ばっかり気にしていると、脇を固める音にも耳を奪われます。

 

このフンワリとしたこのアルバムの柔らかさはとてもセンスが良く飽きのこないものに仕上がっている。

この曲のようにリズムのピッチを変えて世界観を変えて聴いている側を考えてくれているようにも感じます。

才能のある人は「心」もふんわりしていて優しい    ♪

 

Hi!心呼吸 5月30日(月)

M1>  ハンズ・オン・ザ・ホイール (with M.Ward)  /  ノラ・ジョーンズ

 

1979年3月30日ニューヨーク生まれ。

10代よりプロ・シンガーとして活動している歌姫。

ご存知『ノラ・ジョーンズ』

 

全世界を魅了し続けたスモーキー&ハニーなナチュラル・ヴォイス♪

ノラ・ジョーンズが愛する名曲をカヴァー!した作品がこのアルバム。

祖母や母親の影響で音楽に囲まれていたという彼女。

ノラがそんな環境の中で子供の頃から尊敬し、親しんできたアーティストの楽曲をカヴァーしています。

このアルバムはノラが2002年アルバム『Come Away with Me』で世界デビューを果たしてから10年。アニバーサリー・イヤーにリリースされました。

 

ノラの原点がここにある。

ノラの歌声に包まれた名曲たち。

その原点の音楽を大切に丁寧に歌われた名曲たち。

 

原点回帰となる楽曲たちが新鮮にカヴァーされた1枚になっています。

ノラのデビューから10年の歴史の中で、常に音楽的原点回帰となった楽曲たちをご堪能ください。

 

ノラの声って何でこんなにも、どこでも、どんな状態の時でもしっくりと来るんでしょう?

 

 

M2> 愛の鼓動(featuring エリス・ホール)  /  ケニー・G

 

『The Essential』2006年にリリースされたケニー・Gの1枚から。

サックス・プレイヤーの初期の名曲から、当時リリースされたアルバムの曲まで収録されたソロ・アーティストとしてのキャリアの集大成のような2枚組のベスト・アルバム。

 

日本でも大ブレイクを果たしたサックス・プレイヤー「ケニー・G」

数多くのヒット曲を世に送り続けながら琴線に触れる、心をつかまれるような美しい音色はその当時の日本の音楽の質を変えてくれた気がしました。

 

さてこのアルバムは、予想に違わず彼の演奏に陶酔できる。

内容も多岐に渡る曲が並ぶ。ベスト盤とはよく言ったもの。

スムース・ジャズファンのみならず楽しめるはず。

正直最近このアルバムを聞いていなかった・・・。

 

この選曲で改めて心地よさにハマリそうで・・・♪

さてこの『愛の鼓動』はエリス・ホールを迎えて歌われた1曲。

この融和が美しく、品があって雰囲気の構築が素晴らしい。

彼女の歌声が前面に出すぎていない。ケニーのサックスが消されない。

このバランスの良さ!

 

この梅雨の前のこの季節だけに観れる景色と共に聞きたくなっちゃった♪

Hi!心呼吸 5月27日(金)

M1>   青い車  /    平賀さち枝とホームカミングス

 

2014年にリリースされたマキシシングル『白い光の朝に』から。

 

岩手県宮古市出身。ごく普通の女の子・・・そんなキャッチコピーがピッタリの「平賀さち枝」さんと、京都在住、女の子3人+男の子1人の4ピース・バンド。「Homecomings(ホームカミングス)」

お互いのイベントなどに呼びあうのど、親交を深めていったこの2組のコラボ♪

 

“平賀さち枝とホームカミングス”

名義でリリースされた「白い光の朝に」はカラフルなキラキラメロディに心ウキウキ♪

まさに朝のオープニングにピッタリの1曲。

機会があればワイグルのオープニングでもお送りしますね♪

 

そして「青い車」は平賀さち枝さんの新曲という形で収録されていますが、彼女の魅力を感じられる爽やかな1曲。

耳の前に置いてくれるように言葉を残してくれる1曲。

 

彼女らしいホンワカと優しい・・・お紅茶なんかを頂きながら。

ゆったりと過ごせるメロディはギターと歌だけのシンプルなもの。

 

さて草原にでも出かけてみようかな・・・。

「空色の車」でね♪

 

 

M2>   One On One  /   Hall & Oates (ダリル・ホール&ジョン・オーツ)

 

1982年に発表された、「ダリル・ホール&ジョン・オーツ」のデビュー10周年、RCAでの9作目、通算13枚目となった名盤『H2o』

この2人のコンビネイションを最高に発揮した80年代の代表するアルバム。

改めてご紹介するに至らない、そんな1枚から。

 

DARYL本人も大好きな曲だと語る「ONE ON ONE」を週末に♪

この曲はライブでも歌ってくれるナンバーですね。

以前来日公演を見に行ったとき、不意に歌われたこの曲。

感動し過ぎて動けず・・・気付いたら涙が・・・。そんな思いでもある大切な1曲。

 

このアルバムには他にもヒット曲「マンイーター」や「ファミリー・マン」などを収録しています。当時のベスト盤みたいな1枚♪

2人のまさに自分が持っている力を出し切った作品。

 

すでに30数年経っているのに色褪せないなんて・・・。

このオーラは一体何なんだろう?

当時、リアムタイムで聞いていた先輩たちがうらやましくて。

 

当時のオリジナルの音で聞くと・・・新たな発見がございます!

 

(ちなみに大学生の頃、年上の彼女に教えてもらった1枚なの・・・うふ)

 

Hi!心呼吸 5月26日(木)

M1>      Time After Time /  チェンジング・フェイシス

 

1997年にリリースされた『ALL DAY, ALL NIGHT』から。

90年代のガールズR&Bグループって本当にたくさん登場しましたが、まさに黄金期でしたね。

どのグループも変な話・・・ハズレなし!

そんな中でもTLCやデスチャなどなどおりますが、このグループを外しちゃならない。

 

じっくり歌い込む実力派女性デュオ「チェンジング・フェイシス」

94年のデビューアルバムのヒットを受けてリリースされた2ndがこちら。

デビュー作に引き続き「R.ケリー」様が提供しています。

 

さてこのアルバムの面白いところはDAYとNIGHTアルバムが分かれているんですね。

選曲も2つのゾーンに分かれています。

 

実験的要素も含まれたアルバムの構成は当時新鮮でした。

アルバムのDAYゾーンからこの曲をセレクト。

スムーズなR&Bを大事に利かせてくれる1枚。

 

さてこのシーズンのDAYにはこんな懐かしいR&Bも気持ちよくありませんか?

このアルバムはソフトなイメージで楽しめるはず。

このカバーなんて美しすぎるでしょ?

 

 

M2>   アースクウェイク  /     レオナ・ネス

 

2000年のアルバム「レオナ」に収録された1曲。

歌うは『レオナ・ネス』

イギリスはロンドン生まれの彼女。

現在は41歳の彼女は14歳から作曲、ギターに興味を持つ。

デモ・テープを作り続ける。曲を作り、曲を作り・・・。

18歳の時、山のようなデモ・テープとギターを持ってNYへ。

 

98年レコード会社と契約。

音楽的にはトレイシー・チャップマン、エディー・ブリケル、シニード・オコーナー、などに影響を受けたそうだが、この曲たちを聞いていれば納得。

どこか、「土臭い」歌い方。

ジョニ・ミッチェルのようなハスキーな声は歌い上げることで魅力が倍増するようです。

 

ジャケのまっすぐな目つきそのままの、とってもピュアな音です。

このジャケットにタダモノではない・・・そんな気がしました。

やっぱり正解!

このかすれる透き通った声。

 

彼女はリード・ヴォーカル以外にも、ギター、そしてピアノをプレイ。

マルチな才能を発揮したこのアルバム、ぜひジックリとお聞きくださいませ。

 

Hi!心呼吸 5月25日(水)

M1>   ジャズ・マニア  /    Billy Childs(ビリー・チャイルズ)

 

カリフォルニア州生まれの作曲家兼ジャズ・ピアニスト。

6歳からピアノを習い始めた彼。

 

ビリー・チャイルズは10代の頃からジャンルを超えた活動を行ない、

スティング、クリス・ボッティ、ダイアン・リーヴス・・・など、数々のミュージシャンをサポート。

 

また2014年に発売したローラ・ニーロのトリビュート・アルバム『マップ・トゥ・ザ・トレジャー』が全米ジャズ・チャート1位を獲得し、収録曲「ニューヨーク・テンダベリー」がグラミーの最優秀編曲賞を受賞しています。

過去には8度のグラミー賞のノミネート、2年間のうちに3度受賞しているという才能の持ち主。

 

そんな彼の1989年のアルバム『Twilight Is Upon Us』は感情の表現を鍵盤が勤めているように鮮やかで哀愁を帯びています。

軽快なタッチの曲には若き力がみなぎり、エネルギッシュに鮮やか。

 

思わずリズムをアナタもとってしまうはず。

ブラジリアンテイストのこの「ジャズ・マニア」なんてオシャレすぎやしませんか???

 

 

 

M2>   She  /  エルビス・コステロ

 

『ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ』

 

’86年までのシングルに’98年マーキュリー移籍後の2曲を加えたベスト盤。

初期の名曲やバート・バカラックとの共演曲、そしてこの名曲まで収録された、まさにべすと盤♪

 

さて改めてこの曲は元々、フランスの誇る歌手であり俳優の『シャルル・アズナヴール』が作詞し、歌った名曲。

 

オリジナル・サウンドトラック(映画 99年公開 ノッティングヒルの恋人)に収録されたのはこの「コステロ」が歌うバージョンです。

 

『ひょっとして彼女は夏の歌、それとも秋の爽やかな風

あるいは一日という日に起こりうる様々な出来事・・・』

 

そんな詩の世界は今でも優しく、切なくて温かい1曲。

映画の中でこの曲を聴いたとき、自然に幸せな気持ちになりました。

美しいジュリア・ロバーツがキラキラと輝き、スクリーンの中の物語に背伸びをして見入っていたあの頃。

 

改めて大スクリーンでこの名作も見たくなってきちゃった。

 

 

 

Hi!心呼吸 5月24日(火)

M1>  レインボー・ガール  / ボブ・スポルディング

 

「ザ・ベンチャーズ」をサポートするミュージシャン『ボブ・スポルディング』のリーダー・アルバム。『THE 5TH VENTURE / ザ 5th ベンチャー』から。

 

今年も来日するベンチャーズを支えるギタリスト。

レゲエ・テイストにアレンジしたベンチャーズのカヴァーがあったり、ベンチャーズのカラーをあえて交わすように自作の曲たちは少しキッシュでお気に入り♪

しかし、どこかでベンチャーズを感じてしまう・・・。

 

僕はギターのことはよく分からないですが、マニアにはとても有名なギタリストらしい。

でしょうね・・・。だってベンチャーズが彼を信頼していること自体。

 

「五番目のベンチャーズ」のタイトルから、往年のベンチャーズサウンドばかりを期待すると、少し、寂しいのかもしれません。

 

アルバムのクレジットによれば、「ギター・キーボード・ドラム」は「ボブ」。

一部を除いてアレンジもボブ。プロデュースもボブ。

エンジニア・リマスターもボブ。

 

ボブって・・・すげー。

才能がある人って何でもできるのね♪

 

M2>  スロウ  /   SMOOTHE SYLK  (スムーズ・シルク)

 

ボビー・ブラウンが設立したレーベル『BBB Records』からデビューを果たした男女のデュオ Smoothe Sylk

94年にリリースされている『Smoothe Sylk』♪

Calvin “K.B.” Bishopと”Pia” Vinsonのデュオ。

スロウ~ミディアム中心です!

 

今回は90年代R&Bの男女デュオ作品、Smoothe Sylk『Smoothe Sylk』(1994年)です。Bobby Brownが設立したレーベルからリリースされた作品です。

彼らに寄せるボビー・ブラウンの期待の大きさがわかる1枚。

ボビーのカバーも数曲収録されています。

「The Closer I Get to You」、「One on One」といった有名曲カヴァーもアルバムにアクセントとなり、二人の歌唱力の高さを証明しています。

 

さてこの「Slow」

シングルにもなった曲。

派手さがないのが逆にいいのです♪

90年代のこのテイストの音を改めて聞いてみたい!という方にはこのスロウでミディアムな曲たちはオススメです♪

Hi!心呼吸 5月23日(月)

M1>  HAS ANYONE EVER WRITTEN ANYTHING FOR YOU(誰かあなたに)

/   スティーヴィー・ニックス

 

「フリートウッド・マック」のメンバーとしての存在感はもちろんですが、ソロとしても20曲以上のヒットソングを持つシンガー、ソングライター♪

スティーヴィー・ニックスが放った85年のアルバム「Rock a Little」から。

 

このジャケットが印象的な1枚ですが、まるでベスト盤のような選曲がされ何度となく聞いてきた1枚。

 

80年代中期の空気感が満載♪

ただこのイメージのアルバムはこのアルバムでおしまい。

アコースティックで鍵盤が主役のようなアルバムは記憶にはこれ以降知らない。

 

さてそもそも1980年代を代表する女性シンガーはこのスティーヴィーともう一人、

ケイト・ブッシュが挙げられる。

 

知的なケイトと、美しさのスティーヴィ。

こんなことを書くと怒られるかもしれないが、僕はそんなイメージが強い。

直感的に素直に曲作りができるケイトに、音作りに関してのこだわりを詰め込むスティーヴィー。

 

さぁ、アナタはどちらをお好みかな?

 

M2>  Small Town Girl  /  トレイシー・ソーン

 

「A Distant Shore(「遠い渚~ディスタント・ショア」)1982年のアルバムから。

今回選曲させてもらったのは

 

「トレイシー・ソーン」のソロデビューアルバム。

元、エブリシング・バット・ザ・ガールのボーカルでもあったトレイシー。

昔から彼女の歌声のファンでEBTGの頃から聴きまくってきました♪

現在もロンドン在住だそうです♪

 

ソフトなギターに乗りそよ風のような彼女の歌声がなんとも気持ちよく、野原を想像してしまいます。

 

シンプルに、特に無理に色づけもしていない。

そのシンプルの世界の中には存在感という名の風格まで取り揃えているみたい。

美しい曲が雑然と並びます。

 

ギター1本で淡々と歌うトレイシー・ソーンのこのアンニュイとしたヴォーカルは

自然の中に吹くそよ風みたい♪

 

キラキラポップ満載の80年代の名盤でしょうね。

キラキラしていないトレイシーの声に僕はキュンキュンです♪

Hi!心呼吸 5月20日(金)

M1> It Might As Well Be Spring /  ローラ・フィジィ

 

1955年アムステルダム生まれ。

父はオランダ人、母は元ベリー・ダンサーのエジプト人という両親と共に幼い頃南米で

で過ごします。

ボサノバが中心の選曲なので、知らない人が聴いたら、ブラジルの歌手かと思うかもしれません。しかしこの軽いソフトなタッチはブラジルの歌手にも出せない雰囲気を醸し出します。

91年、アルバム『瞳のささやき』でソロ歌手としてデビューを飾っています。

 

1994年にリリースされた英語とポルトガル語で歌われた13曲。

『The Lady Wants To Know』に収録。

 

このアルバムもブラジリアンテイスト満載ですが、強烈にサンバ!というアルバムではなくソフトボッサといった趣き。

そのアルバムの中からこの曲を「It Might As Well Be Spring」

リズムに乗って彼女の歌声にスーッとアレンジされるハープ。

この途中に入ってくるハープは涼しさをプラスしてくれます。

軽やかにテンポよく、しかしマッタリ感は少ないので小気味良い。

フェイク無しにメロディに忠実な歌、バックのアレンジのセンスが良い。

このアルバムも好きな曲ばかり、捨て曲なんて見当たりません。

 

気軽に上質のボッサを聞きたいのであれば「ローラ・フィジィ」のアルバムはオススメ。

このアルバムは家にあると重宝します♪

 

M2> いちょう並木のセレナーデ (小沢健二・1994年)  /   原田知世

 

原田知世さんの2016.05.11にリリースされています。

ニューアルバム『恋愛小説2~若葉のころ』から。

ラヴ・ソング・カヴァー集『恋愛小説』シリーズ第2弾♪

 

今回のアルバムも優しくも切なく、ノスタルジーに浸れるような木漏れ日のようなカヴァー集。

その中からボーナストラックで収録された

『いちょう並木のセレナーデ』(小沢健二・1994年)のカヴァーです。

 

前回のカヴァーアルバムは洋楽のカヴァー集だったのに対し、

今回は邦楽のカヴァーにシフトチェンジ。

カヴァーに選ばれた曲たちは原田さんのルーツを探る曲たちが並んでいます。

少女時代から学生時代。デビュー、現在。

その時々を彩ってき名曲の数々、彼女の思いも詰め込まれの1枚が完成。

プロデュース及び楽曲アレンジには、「ギタリスト/作曲家の伊藤ゴロー氏」が参加。

 

お馴染みの透明感のある歌声と原田さんの変わらないキュートさもアルバムの中には加味されてホノボノとした大人のためのポップなアルバムです。

 

初夏の折、懐かしい名曲を丁寧に歌い上げたソフトな原田知世さんのワールドに突入です♪さてお出かけしましょうか♪

Hi!心呼吸 5月19日(木)

M1>  サリー・ウィズ・ザ・フリンジ・オン・トップ /  エリス・マルサリス

 

エリス・マルサリス(p)のアルバム。

91年録音のこのアルバム『ハート・オブ・ゴールド』はレイ・ブラウン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)、レジナルド・ビール(b)、ハーリン・ライリー(ds)、ジャイソン・マルサリス(ds)が参加。全13曲収録。

品のある端正な美しいピアノが楽しめます。

 

さて改めてこの『エリス・マルサリス』は、ウィントンやブランフォード、デルフィーヨ

素晴らしいアーティストを育てた実力者。

 

しかしずっと「ウィントンとブランフォード、デルフィーヨの父親」としてしか知られていなかった彼。

なんてことだ!なんと失礼なことを!

とこのアルバムを聞くと思います。

先ほども書きましたが、このリーダー作では「レイ・ブラウン」,「ビリー・ヒギンズ」と共演。極上のピアノ・トリオ演奏を披露している。

 

息子3人がプロとして活躍している事実。

その活躍の裏では父親の大きな存在があったのが分かります♪

 

ちなみにこのアルバムでは末っ子の「ジェイソン」が1曲ドラムで参加しています。

最近では大活躍している彼もこのときはまだ無名のドラマー。

このアルバムには家族の愛も詰まっているのです。感動です・・・涙。

 

M2> ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート /

コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ

 

ソフト・ロックの代表作とされる歴史的な名盤がコレ。

名コンポーザーとして知られる、カーペンターズの楽曲等を手がけていた『ロジャー・ニコルズ』の楽曲。

もちろん素晴らしくて耳に残ります。

アルバムの半数を占めるカバー曲は「バート・バカラック」、「ジョン・レノン&ポール・マッカートニー」など有名な金字塔のナンバーとキャストが並びます。

 

コーラスとフワフワとしたストレングス、曲のテーマに沿ったクオリティは文句の付けようがありません・・・。

美しくて奇跡のようなハーモニーは一瞬のずれもなく完璧なままに歌い上げる。

それだけでも感動してしまいますが、色褪せることのないメロディ、バックバンドの完璧な演奏・・・ずっと聴いていたくなってしまう1曲。

 

発売されたのは68年。

その当時の評価は低かったようですが、職人たちの意地が残してくれたお宝。

家宝にしたくなる音。

 

リラックスできる夢の中のようなサウンドをどうぞお楽しみください♪

 

Hi!心呼吸 5月18日(水)

M1> ロード・ソング  /  パット・マルティーノ

 

ウェス・モンゴメリーの有名曲「ROAD SONG」や、自作の「VISIT」などを収録した、

ウェス・モンゴメリーへのトリビュート的な性格をもったアルバム1975年発売の作品。

『Footprints』(フットプリンツ)から。

 

「パット・マルティーノ」は大御所ジャズギタリスト、作曲家。

ジャズの中でも特に、ポスト・バップ、フュージョン、ジャズ、ソウル・ジャズなどで活躍するギタリスト♪

 

サイド・ギターも控えめに十分なサポートを魅せています。

そして「ギター名人」は思うがままに心行くまで歌い上げるわけです♪

 

それも誰もが知る名曲をカヴァーしているのも嬉しくて聞きやすくて楽しい。

「Road song」お馴染みウエスのナンバーでした。

 

ウエスのオリジナルよりもずっと緩徐なテンポでありながら、

これもなにかしみじみとした情感が溢れています。

 

60年代半ばにはパットとウエスとは親しい交流が有り、

クラブでの演奏を共にすることがしばしばであったそうです・・・。

 

この友情を嚙み締めながら演奏された名曲は新たな名曲に生まれ変わりました♪

 

M2>  アンド・スティル  /   リーバ・マッキンタイア

 

「クイーン・オブ・カントリー」として親しまれる女性♪

カントリー・ミュージック・シーンのみならずアメリカのショウビズを代表する

スーパースター「リーバ・マッキンタイア」現在還暦を過ぎてもキラキラ輝くまさにクイーン・オブ・カントリーとして君臨しています。

[1955年3月28日生まれ、オクラホマ出身のカントリー・ミュージック・シンガー、ソングライター、俳優として活躍。

この活動の幅の大きさがそのままアメリカでのカントリー人気を象徴しているのかもしれません。]

 

ポップ・カントリーの軽快な演奏や、この曲のようなミッドバラードのようにスケールの大きなバラードも花を添える曲が詰め込まれた名盤。

1995年にリリースされた「リード・マイ・マインド」から。

 

時折、カントリー特有の歌い方。

こぶしを利かせる様な歌い方は彼女の歌い方が1番好き。自然体であり耳障りが心地いい。

歯切れいいギターサウンドも甘いバラードもスィングするのりのりのリズムも含んでおり聴き答えのある1枚。

 

聞かないと勿体無い。

カントリーに興味がある方はこの方をお聞きなさい♪