M1> サリー・ウィズ・ザ・フリンジ・オン・トップ / エリス・マルサリス
エリス・マルサリス(p)のアルバム。
91年録音のこのアルバム『ハート・オブ・ゴールド』はレイ・ブラウン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)、レジナルド・ビール(b)、ハーリン・ライリー(ds)、ジャイソン・マルサリス(ds)が参加。全13曲収録。
品のある端正な美しいピアノが楽しめます。
さて改めてこの『エリス・マルサリス』は、ウィントンやブランフォード、デルフィーヨ
素晴らしいアーティストを育てた実力者。
しかしずっと「ウィントンとブランフォード、デルフィーヨの父親」としてしか知られていなかった彼。
なんてことだ!なんと失礼なことを!
とこのアルバムを聞くと思います。
先ほども書きましたが、このリーダー作では「レイ・ブラウン」,「ビリー・ヒギンズ」と共演。極上のピアノ・トリオ演奏を披露している。
息子3人がプロとして活躍している事実。
その活躍の裏では父親の大きな存在があったのが分かります♪
ちなみにこのアルバムでは末っ子の「ジェイソン」が1曲ドラムで参加しています。
最近では大活躍している彼もこのときはまだ無名のドラマー。
このアルバムには家族の愛も詰まっているのです。感動です・・・涙。
M2> ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート /
コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ
ソフト・ロックの代表作とされる歴史的な名盤がコレ。
名コンポーザーとして知られる、カーペンターズの楽曲等を手がけていた『ロジャー・ニコルズ』の楽曲。
もちろん素晴らしくて耳に残ります。
アルバムの半数を占めるカバー曲は「バート・バカラック」、「ジョン・レノン&ポール・マッカートニー」など有名な金字塔のナンバーとキャストが並びます。
コーラスとフワフワとしたストレングス、曲のテーマに沿ったクオリティは文句の付けようがありません・・・。
美しくて奇跡のようなハーモニーは一瞬のずれもなく完璧なままに歌い上げる。
それだけでも感動してしまいますが、色褪せることのないメロディ、バックバンドの完璧な演奏・・・ずっと聴いていたくなってしまう1曲。
発売されたのは68年。
その当時の評価は低かったようですが、職人たちの意地が残してくれたお宝。
家宝にしたくなる音。
リラックスできる夢の中のようなサウンドをどうぞお楽しみください♪