M1> Any Old Time / マリア・マルダー
マリア・マルダーの1973年にリリース・・・「Maria Muldaur」から。
彼女にとってソロデビュー作がこのアルバム。
数多くのオールド・タイム・ミュージックがリリースされた中で成功したアルバムであることは間違いない名盤♪
今でも多くのファンに愛される色あせない1枚。
ニューヨーク生まれ、フォーク・クラブで歌っていたマリア・アルダーのデビューは1963年。当時メンバー12人のジャグ・バンド「the Even Dozen Jug Band」(ジ・イーヴン・ダズン・ジャグ・バンド)の一員として。
このジャグ・バンドのアルバムもオシャレです。いつかこのバンドの音楽もお送りしたい。
ギター、バンジョー、フィドル・・・他に、カズー、ジャグ(広口の瓶)、そして洗濯板のウォッシュボードや洗濯桶を使ったベース等・・・。
この音楽がマリア・マルダーの後の音楽に大きな影響を与えたのは確か♪
さてこのアルバムには代名詞的1曲「真夜中のオアシス」が収録されていますが、40年以上前に作られた曲。
オールド・タイムに感じない。
アメリカンミュージックの懐の深さを痛感できるアルバム。
この時代近辺の音楽にはまだまだ名曲が眠っているんでしょうね。
名曲探しに迷い始めましょうか???
M2> ヘイ・ベイビー / カーティス・メイフィールド
「Honesty」(1983)
シングル・ヒット曲「Hey Baby」をカヴァーするこの作品。
80年代前半の名盤のひとつ。
POPやSOULシーンを伝える重要な1枚。
円熟したカーティスの甘い声は最高です。
さてこのアルバムはシンセを使いながら、生演奏も核になっている。
ソフトなイントロが印象的なこの「Hey Baby」のアレンジの斬新なこと。
シンセサイザーと生音を上手く融合させインパクトを最小限に抑えているかのよう。
この鮮やかな世界は唯一無二。
今聴いても、古びない・・・この魅力。
この時代の音楽を聴きあさった僕にはたまらない。
この70年代を引きずっているところが僕は好き。(捨て切れなかったという人も要るけど僕は違う)
マーヴィン・ゲイのようなセクシーなニュアンスも漂った雰囲気。
どこかで意識したのかもしれない。
途中で生のホーンを足すセンス。
アレンジをジックリ楽しめる1曲だと思う。
カーティスの意地を肌で感じれる1曲でリラックスできるかしら?