Hi!心呼吸 7月8日(金)

M1>   ビギン・ザ・ビギン  /  ショーロ・クラブ

 

1989年にリリースされたChoro Club(ショーロ・クラブ)。

 

笹子重治(アコースティック・ギター)秋岡欧(バンドリン)沢田穣治(コントラバス)の3人。

ブラジルの伝統的なインストゥルメンタル・ミュージック

「ショーロ」にインスパイアされながら、全く独自のサウンドを創造する。

その音楽性は多くのアーティストからも支持を受けているに日本を代表するアーティスト。

ジョイス(Joyce)、EPO(エポ)、アン・サリー(Ann Sally)、畠山美由紀など・・・。

数多くのアーティストをサポートしてきた3人の繰り出す音楽には楽器以外の空気が流れている気がします。

 

1993年「サマー・サイド・オブ・ショーロ・クラブ」から。

彼らのテクニックはもちろんですが(ミシェル・ルグラン,コール・ポーターから沖縄民謡までこなしてしまうというテクニック)

夏をイメージする爽やかな風をも感じる空気感。

 

そしてこの浮遊感のような気持ちよさは一体何なんでしょうか?

ホテルなどのロビー、カフェやレストランのBGMにもピッタリ。

生活の一部にこんなBGMが入り込む。

暑い夏もこのBGMで乗りきるんだい!!!

 

M2>   Star   /    白鳥マイカ

 

実力派シンガー・ソングライター「白鳥マイカ」

1976年9月25日(現在39歳)

留学先のロンドンの音楽学校で20歳のときにギターを始めた彼女。

25歳でsingle『Shelter』でデビューを飾った白鳥マイカさん。

彼女の持つ透明感溢れる、ぬくもりのホッとするような声の世界は唯一無二。

細いようでしっかりとした安定感の歌声。

そのギターの音色は不意に思い出してしまうのです。

 

2007年にリリースされた『陽光線-hikousen-』に収録されたこの曲を。

癒され効果バツグンです。

全体に伸びやかにイキイキとしたイメージのアルバム。

丁寧に語られる言葉はしっかりと耳に届き、染み入り入ります。

しっとりと耳に入ったと思うと胸にスーッと落ちて納得します。

 

優しく光輝く「星」に向かって

少しだけ前を向いて進んでみようって背中を押してくれるみたい。

この曲と一緒に歩んでみたくなる。

 

アナタにもこの「星」は見えてますか?

良い曲です。アナタも一緒に出かけます?進んでみますか?

Hi!心呼吸 7月7日(木)

M1>  Stardust Lullaby  /   SHANTI

 

2015年にリリースされたSHANTIの「Beautiful – Original Collection」のラストに収録された1曲。

七夕、ゆったりと夜空を見上げてみる1日。

1年に1度しかないそんな特別な日には、伸びやかな彼女の歌声をお供にお楽しみください。

今年の夜空はどんな表情を見せてくれるのか?

 

ジャジー・ポップ・シーンを牽引するシンガー・ソングライター「SHANTI」のメジャー・デビュー5周年を記念した初のオリジナル集とリリースされたこのアルバムには、コレまでにリリースされたアルバムからオリジナルソングが10曲収録されています。

以前このコーナーで彼女の歌声を紹介していますが、今の日本のジャズ・シーンの中心にいるんじゃないかという存在の彼女。

SHANTI未経験の方はこのタイミングで出会ってもらいたい。

癖のないピュアな歌声は天性のもの。

 

色んなジャンルを歌い分ける確かな実力と、キュートなルックス。

フレッシュな歌声が爽やかさに溢れ、質の高い時間を演出してくれること間違いありません。これからの季節、時間、シチュエーションにピッタリとハマッてくれることでしょう。

今年の七夕が楽しみ♪

 

さて今年はどんな願い事するのかな?

「今年こそ・・・シュッとしますように・・・。」

 

M2>  アマノガワ  /  SKOOP

 

2009年にリリースされた

「LOVE BALLADS~Best Of S.O.S.Ballads」から。

 

「Skoop On Somebody」

1995年に結成された日本のR&Bグループ。

通称S.O.S.

結成から21年ですか・・・。早いですね。

2000年4月までは「SKOOP」というグループ名で活動していていた彼ら。

 

その当時からのファンの僕です。

当時はこんなソウルフルなアーティストが日本にいたなんて!と驚いたものです。

そんな彼らの初のバラードベストがこのアルバム。

S.O.Sといえばバラード。

そんなイメージが強い方も多いと思いますが、染み入るようなバラードがズラっと並んだ1枚。

その中にももちろん収録されている名曲を。

 

「AMANOGAWA」

今日はかけさせて下さい。

TAKEさんの歌声に何度となく励まされ、涙をし、お世話になってきたんでしょう。

天の川は今夜見えるかな?良い夜を。

 

Hi!心呼吸 7月6日(水)

M1>  カラーズ・オブ・ザ・ウィンド  /  岡崎倫典  (りんてん)

1996年にリリースされたアルバム

「96 鎌倉 FM82.8」から。

アコースティック・ギタリスト『岡崎倫典』氏のアルバム。

 

広島県生まれの岡崎倫典さん。

現在ももちろん積極的にライブ活動を行なうギタリスト。

現在62歳でいらっしゃいます。

彼のサウンドに鎌倉というシチュエーションが似合うというので実現した企画盤のような作品。

雨とアジサイが似合う鎌倉。この時期の鎌倉が好き!という方も多いはず。

カヴァー曲も含まれ、オリジナルナンバーも収録されています。

 

アコギの音色。

純粋に爽やかで柔らかい音に出会いたい方にはオススメ。

大人のギターは温もりを感じるように温度を持っている。

そんな気持ちになれる1枚。

 

この「カラーズ・オブ・ザ・ウィンド」はアルバムのラストに収録されていますが、

この穏やかなメロディは、雨降りもイメージできるし、晴れた日のき渡る風も感じられる。

さてアナタはどんな風景が見えてきますか?

心のファインダーには何が写りますか?(クサッ)

 

M2>  雨のランデヴー   /   ドミニック・クラヴィク

 

『パリ・ミュゼット・スペシャル~ジャンゴを巡る素敵な旅~』

偉大なるギタリスト、『ジャンゴ・ラインハルト』に捧げる一枚!

1928年から1953年まで、時系列で辿る素敵な音楽の旅。

そんな紹介文に耳を奪われた1枚。

 

この時季の鬱陶しい天気。

しかしこんな曲を聞くともう少し梅雨の季節が続いてくれても嬉しいと思ってしまいます。

雨の降る街角、石畳、霧に包まれる街並み・・・。

オシャレすぎるでしょ!

 

ヨーロッパを代表するマヌーシュ(ジプシー)・ギタリストであり、ジャズの歴史に残る偉大なる人物として今も高く評価され、多くのフォロワーを生み出した、

『ジャンゴ・ラインハルト』

彼の残した偉業を大切に形にした1枚。

ジャンゴに対するトリビュート・アルバムです。

 

雨の季節が好きになる。

恋しくなる1曲。

さぁ、恵みの雨よ降れ!!!

 

ドミニック・クラヴィク プロフィール

1946年6月5日、フランス・サントル地域圏ドルー生まれ。シャンソン界の巨匠アンリ・サルバドールの専属ギタリストを務め、ジョルジュ・ムスタキやピエール・バルー等のギター伴奏を受け持つ。また、グループ『Les Primitifs du Futur(未来の原始人たち)』や『Cordes et Lames(弦とリード)』のリーダーであると同時に、『Ukulele Club de Paris(パリ・ウクレレ・クラブ)』のメンバーと、演奏家、作曲家、作詞家としての腕を奮う。

Hi!心呼吸 7月5日(火)

M1>  スターティング・オーバー  /   ラモント・ドジャー

 

1981年のアルバム「Working On You」から。

さてこのアルバムの主役は「ラモント・ドジャー」

 

1941年、デトロイト出身。

モータウンを中心に多くのヒット曲を書き、

プロデュースして60年代から70年代にかけて、モータウン・レーベルを支えた伝説の超大物プロデューサー・チーム「ホーランド・ドジャー・ホーランド」の中心人物として活躍してきたぞんざいであることはあまりにも有名です。

 

シュープリームス、フォートップス、マービン・ゲイ、アイズレー・ブラザーズ・・・など名だたるアーチストたちに楽曲を提供してきた彼。

 

そんな彼が発表した81年のアルバムには、彼の経験地や、実験的にチャレンジが伺える楽曲。そして彼のお得意のノーザン・ソウル風のオシャレなビート。

この音楽の中心には80年代の香り満載の「ゴキゲン」なナンバー。

ウキウキです♪程よく隠されたAORフレーバーも良い感じ。

そして後世に受け継がれる理由のひとつ、この美しいソウルフルなナンバーの並び。

(アルバムの並びがちょいエロい・・・。)

聴いていてキラキラをもらえるソウル。

大人の夏にはこんな曲を楽しみませんか?

 

M2>  ゴー・ユア・オウン・ウェイ  /   チャイナ・ブラック

 

1995年にリリースされた「ボーン」から。

「エロル・リード」、「サイモン・フィン」のユニット『チャイナ・ブラック』

 

懐かしい響きだ・・・という方も多いはず。

1990年代中盤。

ブリティッシュを中心にチャートを賑わした「ポップ・レゲエ・デュオ」

中国人キーボーディストと黒人シンガーからなるコンビ・チームの第1弾はこの才能から生まれる。

 

「サイモン」はソングライター、コンポーザー、ギタリスト、キーボーディスト、アレンジャーと多才。

「エロル」もソングライティングの才能を発揮。

二つの才能が作り上げる音楽はアメリカ、イギリスのオンエアーチャートを席巻することに。

 

ブリット・アワード 最優秀ブリティッシュ・シングル賞にもノミネートされています。

 

今聞いてもホッとするような少し懐かしいフレーバーを感じつつ

90年代のライトなレゲエサウンドはこの時期によく映えます。

洗練された雑な感じがしないポップなナンバーはいかがですか?

この耳障り・・・好きです。

Hi!心呼吸 7月4日(月)

M1>   Window  /   アレックス・デ・グラッシ

 

今年の年明け早々に彼の音色をお届けしています。「積雪」という曲で。

冬からいつの間にか夏が目の前に。

季節の変化と共に耳も変化を求めている様子。

爽やかなギターの音色を求めています。

「アレックス・デ・グラッシ」

1952年、神奈川県の横須賀市生まれ。彼は両親が8年間日本に滞在していた時に生まれたそうだが、2歳の時にはアメリカに帰国したので「日本語で知っているのは、ごく僅か」

日本の四季がもしかしたら彼のDNAに蓄積され、記憶の奥底に日本があるのだとすれば、

この音色の持つ懐かしさに共感できるはず。

 

1992年にリリースされた「Windham Hill Retrospective」

『Retrospective』(回顧録)

とタイトルがついていますが、これまでのアルバムから選りすぐりのベスト盤。

全てギター一本で構成されている作品。

美しいギターの音が詰め込めれた1枚。

季節が動いてきた時。

彼のギターがなり始める。

風を感じ、日差しを感じ、緑を感じて、同時に自然も感じられる。

素晴らしいギターに耳を季節に合わせて行きましょう♪

 

僕の耳はすでに「真夏」ですけど・・・(笑)

 

M2>  ラベンダーの詩     /    赤木りえ

 

1988年にリリースされた「赤木りえ」さんのアルバム「ファンタジア」から。

さてこのアルバムをこんな風に例えた方がいます。

「フルートの音色は人間の呼吸・息づかいが無意識に伝える心の動きを多分に含んでいるようで、赤木りえのように音によって気分の空間を作るタイプだと、曲の意図よりも彼女の無意識な世界が伝わってくるように感じられる。

水彩画の色の淡さに似ている。」

こんな表現されたらもう何も書けません・・・w

 

ちょうど北海道の富良野辺りではラベンダーが咲き始めている時期。

一面のラベンダーを想像しながらこの曲を聞けば、夢の中で旅行している気持ちになる。

テンポに増して表現力の深さに情景までもが動き始めます。

 

東京芸術大学器楽科(フルート専攻)卒業。

クラシックで鍛え抜かれた見事なまでの技術を駆使し、現代音楽、ニューエイジ、ヒーリングだけでなく、ジャズ、ソウルさらにはサルサまでこなしてしまう日本唯一のフルート奏者。

こんなテクニックで見出される音の波。

ラベンダーが風に揺れるようです。

 

88年にすでにこの音の世界が構築されていた。

ビックリと感動が半端ないっす!

Hi!心呼吸 7月1日(金)

M1>  Po La’ila’i (ポ・ラ’イラ’イ)/    ライアテア・ヘルム

 

いよいよ7月!

2003年にリリースされたデビューアルバム『Far Away Heaven』から。

オアフ島出身のRaiatea Helm(ライアテア・ヘルム)。

3歳の頃からフラダンスを始め、ハワイ伝統文化に対して深くリスペクトをしているアーティスト。

ハワイで最も注目される若き歌姫♪

 

ハワイの伝統文化とMele(歌)をこよなく愛し、フラダンサーで有名ミュージシャンでもある「ジョージ・ヘルム」が叔父。

そんな伝統文化の環境の中で育った彼女ば自然な流れで音楽活動に。

 

彼女のデビューアルバムから。

この2003年ナ・ホク・ハノハノ・アワードで最優秀女性ボーカリスト賞と新人賞を受賞。

新人デヴューし、いきなりの受賞。

それも2部門。

輝かしいデビューを飾ったシンデレラ、フラガール。

 

アイランドBGMが欲しい方、またはハワイアン入門編として彼女のアルバムはオススメです。美しく透明感溢れる歌声とウクレレのリズムに気持ちはウキウキ。

この夏のBGMにいかがですか?

夏はもうすぐそこ!

 

M2> ヴェン・デヴォラム・オートラ・ヴェズ / ANTONIO HART(アントニオ・ハート)

 

アメリカ。メリーランド州にある都市、ボルチモア。

1969年に生まれたサックスプレイヤー「アントニオ・ハート」

現在47歳。

いうまでもなくNYのジャズシーンを牽引する名プレイヤーです。

実は彼はカンフーや仏教に詳しい親日家でもあります。

幾度となく来日し日本でもプレイをしています。

というのも水曜日にお送りした「ザ・ジャズ・ネットワークス」のメンバーとしても活躍していました。

 

そんな彼の1997年のソロ作品『ヒア・アイ・スタンド』から。

僕が彼を知るきっかけになった1枚。

まるで「ジョン・コルトレーン」のようなちょっとシリアスな演奏から、こんなラテンもサラリとこなすテクニック。

表情豊かなサックスの音色は夏空にも映えます♪

1曲毎に全く違うテイストをお見舞いしてくれます。

聴いていて飽きない。

これだけ振り幅の広いアルバムも珍しい。

 

僕も大好きな1枚。

やばいラテンの火がつき始めてしもうた・・・w