M1> アコーディオン / ジャック・マイユー
2015年の1月にリリースされたフレンチ・アコーディオンの歴史的名盤がこれ。
『フレンチ・アコーディオン~オリジナル・パリ・ミュゼット【1】~』から。
フランスのレコード大賞『アカデミー・シャルル・クロ』のグランプリ受賞作品でもあるそうです!フレンチ・アコーディオンのブームはこのCDから始まったといっても過言ではない1枚。
そもそも「パリ・ミュゼット」って一体?
「昼下がりの情事」とか、「パリの屋根の下」など・・・
多くのフランス映画から流れてくるアコーディオンの調べ。
パリの下町で長く愛されてきた音楽、それが「パリ・ミュゼット」
ミュゼットは1960年代から80年代までシャンソンと並んでフランスを代表する音楽でありながら、時代からは忘れ去られていっていた音楽。
要するに古い音楽・・・んでこのままじゃ駄目だ!とフランス人のプロデューサー、
パトリック・タンダンとフランク・ベルジュロがこの「ミュゼット」を残そうと立ち上がって作られたアルバム。
ちなみに天才ギター・プレーヤーと呼ばれたジャンゴ・ラインハルトも多くのミュゼットナンバーを演奏しています。
そしてこの曲「アコーディオン」は歌をジャック・マイユー氏が歌っています。
元々はセルジュ・ゲンズブールの名曲。
この曲はアルバムの中でも珍しいヴォーカル主体の1曲。
アコーディオン♪を連呼しながら歌うこの曲。切ないフランスのよき時代を表現する名曲。この秋にはアコーディオンの音色が昼下がりの午後を彩る・・・。
洒落ております・・・な。
M2> フェアリー / ACOUSTIC CLUB
1991年にリリースされた「マイ・ファニー・バレンタイン」から。
ギタリスト宮野弘紀さん率いるアコースティックユニット。
『ACOUSTIC CLUB』
91年当時はメンバーがオリジナルメンバーから少し変化していて、このアルバムには
ヴィブラフォン奏者『ゲイリー・バートン』をゲストに迎えた作品に♪
ベテラン・ミュージシャン(大人)が少し本気を出すとコレです。
少しオシャレなことをするとこんな仕上がりになってしまう・・・にく過ぎますw
曲によってはさわやかなそよ風のように、
時には情熱的な荒々しい演奏に、
独特の大人の風を吹かせてくれます。
期待を裏切らない、安定の気持ちよさ。
今はどんな風が吹いているのか?リラックスするにも、リフレッシュするにも
このメロディの透明感は凝り固まった気持ちをほぐしてくれるようです。
ヴィブラフォンの演奏が効果的でなんとも美しい今日は「フェアリー」をどうぞ。
自然と心が和むでしょう?素晴らしい演奏っす。コーヒーでも淹れましょう