HI!心呼吸 1月31日(火)

M1>   リトル・ガール・ブルー  /   サム・テイラー

 

1916年テネシー州で生まれたテナー・サックス奏者「サム・テイラー」

日本にもたびたび訪れたプレイヤーとしてお馴染み。

懐かしいなぁと感じた方々も多いはず。

僕が知ったのはやはり代表曲「ハーレム・ノクターン」

 

父親のバンドでクラリネット奏者として活動した後、アルト・サックス、さらにテナー・サックス奏者へ転向したというサム・テイラー。

その時には、これから日本に行き、日本の曲を数多く吹くことになるなんて想像もしなかったろうと思う。

後に「君こそわが命」「小樽のひとよ」「夜霧のしのび逢い」など歌謡曲を取り上げ“ムード・テナー”のブームを築いくことになるが、正直その当時のことは僕は全く知らない・・・。

90年にこの世をさったサム。

あくまでもサックス・プレイヤーのイメージが強い彼の音色は、日本の歌謡界にも、お茶の間にも浸透したまさにサックスのパイオニア。

 

じっくりと聴いてほしい。

「ムード音楽」というジャンルに収まるはずのないテクニックと哀愁漂う大人の音色。

低音響く堂々としたサックスに安心感さえ覚えるから。

メロウな響きに大人の皆さんも懐かしさと「安心」を思い出すのでは???

 

M2> ウォーキング・オン・ア・ワイアー  /   リチャード&リンダ・トンプソン

 

60年代後期のイギリスが生んだフォーク・ロックの名グループ「フェアポート・コンヴェンション」のリーダーだった『リチャード・トンプソン』

1974年から1982年までの間に彼の夫人であった『リンダ・トンプソン』と数々の名アルバムを制作することになります。

1枚目に製作された「I Want To See The Bright Lights Tonight」と

そして今日の選曲した「Walking On A Wire」を収録している82年にリリースされた

「Shoot Out the Lights」が歴史的な名盤に!

実に良いアルバムです。

 

リチャードのギターとリンダの歌声からなるシンプルな構成。

アレンジもほとんどない。

シンプルすぎるほど。

ただ、このシンプルさがブリティッシュ・フォークの神髄なのかもと思わせてくれます。

トラッドなものよりもシンプルでどこかで日本のフォークに近い湿度を感じる。

日本のフォークファンに受け入れやすいんじゃないかと思うんです。

要は日本ぽい。

言葉とメロディにフォーカスされた音の世界をじっくりとどうぞ♪

HI!心呼吸 1月30日(月)

M1>  ソリッド・カラーズ  /   リズ・ストーリー

 

1999年にリリースされた「リズ・ストーリー」のアルバム「ソリッド・カラーズ」からのタイトルチューン。

ビル・エバンスの音楽に触れ、ジャズに目覚めた彼女。

デビューを果たした彼女の代表作の1枚でもあります。

名盤です!

 

彼女がデビューを飾ったレコード会社『ウィンダム・ヒル』

(1976年にギタリストのウィリアム・アッカーマンと彼の前妻アン・ロビンソンにより創設されたレコード・レーベル)

このレーベルには当時珍しい女流ピアニストとして活動をスタートさせます。

 

そんな彼女のピアノは美しい響きが何年たっていても新鮮です。

知的で華麗。印象的なメロディやフレージングがこのアルバムを見事に彩ります。

美しくも耳に残る曲たちが並びます。

ジャズのチャートの上位に食い込んだのも頷けます。

 

さて1月も大詰め。

春を待ちわびる気持ちも増してきました。こんなピアノで耳を春モードに♪

 

M2>  ミルク・シェイキン・ママ  /   ダン・ヒックス&ザ・ホット・リックス

 

サンフランシスコのグループ「ダン・ヒックス&ヒズ・ホット・リックス」

1969年の作品『ダン・ヒックスとホット・リックス』

この美しく個性的で懐古調なサウンドは色あせません。

 

多くのファンを獲得したシンガー・ソング・ライターの「ダン・ヒックス」(Dan Hicks)が亡くなったのは昨年2016年2月6日。

2年間喉と肝臓の癌と診断され闘病生活を送っていたそうです。74歳でした。

最近までツアーでも日本を訪れていた印象・・・。

 

このアルバムにも収録されている「ミルク・シェイキン・ママ」♪

このオールドファッションな音楽がカッコいいでしょ。

ブルースの余韻もの残しながらこの懐かしい感じ。

リリース当時は受け入れていたでしょうが、その後はなかなか受け入れられていない印象。それもそのはずです。時代の流れに流行の音楽も変わっていく。その中でも彼の貫いた自分の音楽は今の時代、40年を経てその素晴らしさに時代が気づいたのでしょう♪

この熟成された音楽を召し上がれ♪たんまりと♪

HI!心呼吸 1月27日(金)

M1>  マイ・バック・ペイジズ  /   キース・ジャレット・トリオ

 

スタンダード万歳!

やはり気持ちいいですね♪

活動後期(最近)では「スタンダード・トリオ」なんて呼ばれていますけど。

でもスタンダードをしっかりやってくれることは嬉しい事にも感じます。

 

「キース・ジャレット」が「チャーリー・ヘイデン」(ベース)「ポール・モチアン」(ドラムス)を従えて1968年に録音した快作といわれる1枚

『サムホエア・ビフォー』

キースの最初期のピアノ・トリオ作品です。

この作品を一躍名作にしたのが、ご存知1曲目のこの曲「Bob Dylan」の「My Back Pages.」

ディランの作品は今までにも数多くのアーティストがカバーしていますが、この曲はまさに名演♪

 

ジャズ・ピアノ・トリオの作品としても聴き応えもちろん十分。

キース・ファン、ディラン・ファンどちらの方にもこのアルバムは手にしたいもの。

ロックって言葉が必要だと思っていましたが、この演奏で歌詞のない世界でロックをしっかりと表現することに感動さえしてしまいます♪万歳!スタンダード♪

 

M2>   Marlene (マーリーン)   /     トッド・ラングレン

 

「トッド・ラングレン」の曲を聞きたくて・・・。

 

改めてトッド・ラングレンは、アメリカはペンシルベニア州アッパー・ダービー出身のミュージシャン。ジャンルなんかにとらわれない音楽活動を行い、多くの作品を発表しているレジェンド。

2015年にはフジロックのステージに登場したことも記憶に新しい♪

現在68才!年齢なんかに「とらわれない」レジェンドです。

1960年代から音楽活動をはじめ、現在に至るまでコンスタントに作品を発表しているというところもレジェンドたる所以でしょう。

 

1982年ごろまでの全盛期のトッドの曲をほぼ網羅した2枚組ベストアルバム。

それがこの「SINGLES」

今までも彼のベスト盤がたくさん出ていますが、初めてトッドをお聞きになる方にはこのベスト盤は、まさにベスト!

もちろん、そのアーティストを良く知って、また味わうためにはオリジナルのアルバムを集めて聴くのが一番なんでしょうが、第一歩としてはこのベストは良いと思う。

 

数多くの曲中には必ずお気に入りになる曲が含まれているはず。

名曲が多くあり過ぎるなぁ・・・今、この文章を書きながら「Cold Morning Light」が流れています♪素敵な週末になりますように♪

HI!心呼吸 1月26日(木)

M1>  ザ・マン・アイ・ラヴ  /   カーメン・マクレエ

 

1920年4月8日、米国ニューヨーク生まれ。

ベニー・カーターやカウント・ベイシーのバンドで歌うことで存在感を増していった「カーメン・マクレエ」

1950年代から1980年代にかけてエラ・フィッツジェラルドやサラ・ヴォーンと並ぶ大御所ジャズ歌手の1人として長く活躍し、日本ではこの2人と共に「ジャズボーカルの御三家」と呼ばれたりする「カーメン・マクレエ」

 

アルバム「Can’t Hide Love」(1976)(キャント・ハイド・ラヴ)はタイトルにもなってるこの曲はEarth,Wind&Fireの1975年の1曲のカバー曲。

Jazzyになり過ぎないサラッとセンス良くアレンジされている1曲ですが、この曲ではなく今日は「ザ・マン・アイ・ラヴ」を♪

 

幅広い表現力と、完璧な節回しに感動です。

ベテランの貫禄、その雰囲気だけで感動します。

アルバム全体に完成された見事な1枚。

正座して聞きたいと思います♪

 

M2>  あまく危険な香り(カバー)  /   ORIGINAL LOVE

 

本日は僕にとって大事な日になるのです。

93年の「接吻」で一気にファンになったORIGINAL LOVE。

「田島貴男」さんの才能に怖いくらいにおびえた時期もありました。

僕が20歳そこそこでインタビューさせていただいてから20年あまり。

今夜、ご一緒しているはず。お仕事で・・・。

 

2004年の夏のシングル『沈黙の薔薇』

ピアノの調べに導かれるイントロ、流麗なストリングス・・・。

そして田島さんの歌声。サックスなどのフォーンセクション。

1つになった瞬間に田島貴男AORの完成。

カップリングにはこの曲のカバーが輝きます。

ご存知1982年にリリースされた「山下達郎」さんの名曲です。

香り立つような色気と歌いこなし。田島さんしか出せないこのモード。

唯一無二の歌声はと心が幸せで飛び跳ねます。

潔い歌いっぷりに感動と尊敬とルーツを見るような、懐かしい匂いに包まれるようなセンチメンタルなきもちになる・・・。これは初恋に似ているきがします。

思っていればいつかは叶うんですよね。再会できるんです♪

HI!心呼吸 1月25日(水)

M1>    ニサヨン   /    ノア&ギル・ドール

 

1995年にリリースされたアルバム『ノア&ギル・ドール』

透明感のある歌声で魅了するのは「パット・メセニー」のプロデュースでデビューした

イスラエルの女性シンガー「ノア」

NYに生まれ、ユダヤ人であるアイデンティティーを大切に生きて行きたいという理由から単身イスラエルへ移民。

兵役中に音楽家として数々の舞台を踏んだという特異な経歴を持つノア。

彼女のこの「凛」とした精神性は、ユダヤ人としての深い宗教心から来るものだそうだ。

 

音楽的には欧米の要素も多分に混じっている

イスラエルでは後々絶大な人気を誇り、世界で活躍するトップシンガー。

最近でも2015年に「NOA」としてアルバムをリリースしています。

そんな彼女とギタリスト「ギル・ドール」とともに作り上げたこの作品。

ノアにとっての出世作になりました。

 

一つ一つの言葉が真実味を持ち、語り掛けてくる。心にストレートに溶け込む独特な音楽世界をどうぞお楽しみください♪

この溶けていく歌声、あなたの中にも染み渡れ~♪

 

M2>  But Not for Me  /   クリス・コナー

 

「バードランドの子守唄 」はあまりにも有名。

この他、代表作を多数残したアメリカのジャズ・シンガー「クリス・コナー」

安定感の歌唱力を持ち、この独特のハスキーボイスは1950年代に成功を収めたシンガーの一人。

同時期にはアニタ・オデイなどと活躍したシンガーです。

 

さてこのアルバムには感情豊かに、情景が浮かんでくるような美しい曲が並びます。

クリスの人気盤

「HE LOVES ME, HE LOVES ME NOT」

(ヒー・ラヴス・ミー、ヒー・ラヴス・ミー・ノット)

(オリジナルは56年に録音)

ペギー・リーと同じようなハスキーな歌声はペギーとは違う深みがあります。

かすれている様でズッシリとこちらまで届く声量。

心地いいハッキリとした歌声でJAZZを聴きたいと言う方には彼女の歌はおススメです。

彼女のバラードもゆったりとじっくりと楽しむには最高かも♪

今日はスタンダードの「But Not for Me」を♪

情感たっぷりの彼女の絶品バラードをどうぞ召し上がれ~♪

HI!心呼吸 1月24日(火)

M1>  ウイングス  /   古川忠義 Tadayoshi Furukawa

 

1960年生まれ、ギターリスト古川昌義さんの実兄。ギタリスト「古川忠義さん」

15歳で弟さんとデビューコンサートを成功させたというお方です。

おしゃべりもお上手です。

それもそのはず!ラジオパーソナリティの顔もお持ちのギタリスト。

 

そのテクニックは素人の僕が見ても圧倒されるほどです・・・。

教則本も沢山お出しになっていらっしゃいます♪

ベンチャーズのカバーなんてきちっとした正確な演奏は清潔感と真面目さの印象です。

美しいメロディに心も一緒に旅をさせてくれるような1枚はこちら。

古川氏の2001年にリリースされているアルバム「プラハ」

 

ヨーロッパの伝統音楽にポップのエッセンスを加え、透明感あふれるサウンドを奏でてくれます。

この「Wings」は青空が目の前に広がり、翼を広げながら進んでいく優雅な姿の鳥を蓮オスさせてくれます。

ショパンの曲のギター・ヴァージョンも聴きどころ。

温もりを感じながら冬を過ごしたい方にはおすすめです♪

 

 

M2>   つづれおり  /    Baby Boo

 

1996年に神戸を拠点に活動をスタートさせた「Baby Boo」

同じころ、僕も神戸で活動していました。クリスマスイベントなどではご一緒していました。優しいお兄さんたちです♪

 

2003年「Baby Boo」のセカンド・アルバムがこの「SLOW」

この作品は作家陣に、古内東子、松原憲、松井五郎など・・・豪華な作家人が参加しています。

女性の気持ちに立った女性のための作品に仕上がっている「SLOW」でメロディアスな一枚。

アルバムの中で古内東子さん作詞の「恋人」は女性の切ない恋心を優しく歌った名曲です。

部屋でまったりもピッタリですが、自分だけの世界でヘッドホンでじっくりと聴いてほしい優しいコーラスは本物です♪

 

「つづれおり」この曲はアルバムの中盤のキラーソング。

アルバムが呼吸するように潤いと癒しをくれます。この乾燥の季節・・・この声たちで潤ってみてはいかがですか?潤い潤い潤い王♪・・・・???なんのこっちゃ?

Hi!心呼吸 1月23日(月)

M1>  A Slow Dance  /   ジェイク・シマブクロ

 

このウクレレの音色を不快に思う人っているんだろうか・・・。

僕も大好きなジェイクの音色はウクレレの次元を超えている。

目を瞑ればそこのには海…なんて野暮ったいことはこのウクレレには通用しない。

 

2007年にリリースされたジェイク・シマブクロのベスト盤「マイ・ライフ」

生活の中でのBGMとして最高だと思う。普段の生活にリズムと豊かさをプラスしてくれるそんな彼のウクレレに心を洗われます。

もちろんリゾート感は感じますが、そのリゾートをイメージしながらこの寒さの中で生活すること。

 

時間の流れがゆったり感じます。大半は代表曲を集めたベスト盤。

どの曲も、ジェイクの卓越した演奏テクニックと、ウクレレならではのやさしい軽やかな音色とメロディが堪能できます。

カバーよりはオリジナルをじっくりと味わっていただきたい。特にこの「A Slow Dance」はこの優しいメロディと表情豊かな彼の演奏に朗らかになる自分が分かります♪

ニコニコしながら今週もスタートしていきましょう♪

 

M2>   SLOWLY  /  ステイシー・アール

 

月曜日の選曲。今週はテーマは「スロウ」

ゆっくりとギアをチェンジしていきながら自分のペースにしていくために♪

 

こちらはボストン出身のポップ・シンガー「ステイシー・アール」の92年のデビュー・アルバム「STACY EARL」

徳調停な少し鼻にかかったキュート&セクシーな歌声。

伸びやかな歌声をより際立たせる80年代を色濃く表すベースライン。

軽快なポップ・サウンドも印象的な作品です。

急にこのジャケットデザインを思い出し、この曲を選曲してみました。

80年代のそこまでヒットしなかった1枚ですが、この中には隠れた名曲も含んでいます。

 

そのなかでもこの潤いに満ちたバラード『SLOWLY』

彼女のセクシーな歌声とメロウなリズムがアルバムの中でも目立つ1曲。

他のダンスポップナンバーが多い中でインパクトが大きかった♪

オリヴァー・リーバーとグレン・バラード、クリフ・マグネスといった名プロデューサーが参加しているトコロなんかに80年代の歴史を感じますね♪

 

 

Hi!心呼吸 1月20日(金)

M1>  HOW DOES IT FEEL   /   ジョヴァンカ

 

2013年にリリースされている「ジョヴァンカ」のアルバム「サテライト・ラヴ」

 

オランダ・ポップス界の歌姫「ジョヴァンカ」

ディオンヌ・ワーウィックやミニー・リパートンなどのアーティストに傾倒していた彼女ですが、80年代にはポップス、90年代にはヒップホップに影響を受ける。

モデルとして10代からヨーロッパ中のトップ・ファッション・モデルとして数多くのファッション・ショーなどでも活躍した彼女。

 

そんな彼女のサード・アルバムがこの「サテライト・ラヴ」

世界を旅して吸収した沢山の音楽エッセンス。

久々のリリースになった2013年当時、洗練された作品としてそれまでのアルバムのイメージを崩し、新たな世界に出発した感じ。

軽やかで明るくクリアなオーガニック曲調のあの雰囲気は大胆に変化しています。

ナチュラルではなく人工的な創作音楽に彼女が溶け込んでいます。

しかし、デビュー当時のポップさやオーガニックな感じも節々で感じることのできる作品。

敏感に感じる彼女の音楽アンテナがこの音たちに反応したのか。

想像しながら聞く楽しみをプレゼントしてくれます。

ジョヴァンカの音旅に出かけてみます?この週末にでも♪

 

M2>   ソング・フォー・サンドラ  /   ラウル・ミドン

 

魂に響くギター・ラブ・ソウルを奏でる「ラウル・ミドン」セカンド・アルバム。

2007年にリリースされた「a world within a world」(世界の中の世界)から。

 

このアルバムはラウルの音楽性を存分に聞かせてくれる1枚。

ギターのテクニックはもちろんですが、彼のこの歌声はスイートで、温もりに包まれます。

 

前作では激しく叩くようなギターテクニックを思う存分聞かせてくれたアルバムでしたが、このアルバムはメロディアスで、美しいアルバムに。

そして何より広い音楽視野を手に入れた彼の真骨頂を感じます。

ラブソングはしっとりと、参加している豪華なシンガーとの曲は、インパクトも鮮烈。

 

例えば、「ミッシェル・ンデゲオチェロ」が参加している「ピック・サムバディ・アップ」は

唸ってしまうほどメロディアス。

そのほかの曲も詩の内容から自分のスタイルを直視できている自信作に聞こえてきます。

 

マウストランペットの囁きや、ギターの綺麗な音色、メロディの美しさ。

細かな音の世界に彼のヴォーカル。

この聴き心地の良い世界に(音旅)出かけて見ます?パート2!

Hi!心呼吸 1月19日(木)

M1>   クリフォードの想い出  /   リー・モーガン

 

天才トランペッター『クリフォード・ブラウン』が死んだのは、1956年6月26日の夜。フィラデルフィアからシカゴに向かう途中のペンシルヴァニア・ターンパイク。

享年25才であった。

フィラデルフィア出身のサックス奏者Benny Golsonが、1957年クリフォードを追悼して作曲したバラードがこの名曲『クリフォードの思い出』(I Remember Clifford) 。

 

トランペッター『リー・モーガン』はペンシルバニア州フィラデルフィア生まれ。

(1938年7月10日 – 1972年2月19日)は、子供の頃から神童と呼ばれたトランペッター。

その艶やかな音色から「クリフォード・ブラウンの再来」とも呼ばれた「リー・モーガン」

 

この「クリフォードの思い出」が収録されているこのアルバム『Lee Morgan Vol.3』

“1957年3月24日”にレコーディングされているので、なんと彼が「18才」の時の演奏なんです・・・。

ニューヨークのジャズクラブの幕の合間に愛人に拳銃で撃たれ即死したモーガン。

享年33歳。

クリフォード・ブラウンも天才なら、このリー・モーガンもまさに天才でした・・・。

 

 

M2>  ELEANOR RIGBY  /   アンジェラ・ガルッポ

 

2013年にリリースされた「アンジェラ・ガルッポ」のソロ・アルバム

『フィール・フォー・ユー』

カナダ、モントリオール生まれの声優、シンガー・ソングライターという彼女。

声優や女優としても活躍している彼女は、コンコーディア大学でジャズを学び2007年にはオスカー・ピーターソン・スカラー・シップを受けた実力派シンガー。

 

もともとはカナダのバンド「ST.ANGE(セイント・アンジ)」の女性ヴォーカリストとして活躍していました。

2013年にこのソロとして1枚目のアルバムをリリース。

ジャズのスタンダードの他、チャカ・カーンのヒット曲「フィール・フォー・ユー」(タイトルトラック)などをナチュラルでオーガニックな歌声でカバーしています。

 

そしてこのビートルズの「エリナー・リグビー」

オーガニックで、身体にも優しい聞きやすいジャズをお探しの方にはこのソフトな歌声のジャズはホッコリとリラックス効果がありそうです♪

ネオ・ジャズ・ヴォーカル・ムーヴメントの旗手として期待されている彼女。

ゴリゴリのジャズは苦手という方にもこの声は届いてくれそう。

さて今年はJAZZの世界の扉を開けてみますか?

 

Hi!心呼吸 1月18日(水)

M1>   ソング・イズ・ユー  /   ロバータ・ピケット・トリオ

 

ニューヨークで注目を集めた新進気鋭の女性ピアニスト「ロバータ・ピケット」

彼女が率いる新グループの日本デビュー盤としてリリースになったのがこの

2001年にリリースされたアルバム「MIDNIGHT IN MANHATTAN」

彼女にとっては3枚目のアルバム。

 

この艶っぽさはやはり女性ならではなのでしょうか?

 

オリジナルを含め”夜”を題材に曲が並びます。

この軽快で繊細なタッチは女性のなせる業。

若さも新鮮に収録されているアルバムに感じます。

ゴリゴリのピアノではなく柔らかくてソフトな音色はBGMには最適。

もちろんじっくりと聴くにもピッタリですがw

サラッと聞き流せてしまう感じもまたいいんです。

 

このニュアンス分かります?ガッツリと聴くと言うよりはサラッとと言う方にはオススメです。

近代クラシック風な彼女のピアノテクニックに酔いしれて下さい♪

彼女のピアノは都会的です♪オシャレやなぁ♪

 

M2>  Mine Would Be You /  ブレイク・シェルトン

 

1976年6月18日生まれ 現在40歳。〔年下です・・・w〕

オクラホマ出身のカントリーシンガーであり、テレビ番組の司会などもこなす

「ブレイク・シェルトン」

グラミー賞には、今までも多数のノミネートされたことがあるカントリーシンガーとしても成功を収めています。

 

ちなみに元奥様は、同じくカントリーシンガーの「ミランダ・ランバート」

現在は、日本でも大人気の歌姫「グウェン・ステファニー」との交際も順調のようですが・・・。モテまくっておりますwこの方。

実は昨年は日本でも「ブレイクのブレイク年」と個人的には思っていましたが、本国アメリカなどではもちろんビッグヒットを記録しています。

日本でももちろんヒットを記録してもいいんですけどね!このアーティスト。

 

カントリーミュージックを現代にしっかり伝える男性シンガーとして貴重な存在。

その彼のテレビや、スキャンダルはカントリーミュージックをしっかり残したい。

ポップソングしか聴かない世代やファン層に向けた南部賛歌のようにもこのアルバムから感じることができます。このアルバムを聞きながらの夕暮れは最高に雰囲気いいですよ♪