M1> オープン・マインド / Takashi Matsunaga 松永貴志
今週は少し思い出のワンシーンを思い出すような選曲をイメージ♪
「Arrow Jazz Orchestra」このキーワードを聴くと、関西時代のことを思い出します。
(1958年若きピアニスト・北野タダオの下、大阪キタの最高級のナイトクラブ「クラブアロー」の専属バンド「北野タダオ&アロージャズオーケストラ」として結成されたAJO)その本拠地の目の前に住んでいた僕。
その場所の利点はミュージシャンが目の前にいるので、ワンコインをはらって生ライブを頻繁に見に行けたという事も、大きな利点でした。
そのライブに練習に訪れていて、「今後、凄い存在になるピアニストです!」と紹介されて登場したのは、まだ当時15才ほどの『松永貴志』さんでした。
1986年1月27日(32歳)
ジャズ・ピアニストとして広く活躍する「松永貴志」の2004年録音盤。
18歳で作曲・演奏した「報道ステーション」のテーマ曲「オープン・マインド」で一躍注目を浴びるキッカケになった2004年5月にリリースされている『TODAY』
若手のピアニストとは思えない余裕のある音。
演奏が楽しみで仕方がない。そんな楽しそうに演奏する姿が目に浮かびます。
ソロの演奏でも聞かせてくれる、表情豊かで躍動感あふれる音。
今後も楽しみな素晴らしき才能。一度お会いしてインタビューしたいなぁ。
M2> Waltz for Debby / 矢野沙織
やはり彼女の演奏も忘れられない♪
彼女に会ったのはまだ高校生時代♪
先ほどの松永貴志さんの「オープン・マインド」では切れのあるサックスを聞かせてくれていたのはアルト・サックス奏者『矢野沙織』さん。
レコーディング当時は17才だった矢野さんも、現在は31才のLadyです。
アルバム『Answer』から。
矢野沙織さんのデビュー10周年記念。第1弾となるファン投票によるリクエスト・アルバムとしてリリースされたもの。
日野皓正(Tp)と共演した「A Night In Tunisia(チュニジアの夜)」
「ウィスキーが、お好きでしょう」はアルバムの後半で、特別な存在感を放つ2曲。
これぞ大人の女性の演奏をアダルティに聞かせてくれます。
日野さんのテクニックにストレートにぶつかって行った彼女の演奏が光ります。
スタンダードを選曲して、ジャズの入門編でもピッタリの一枚。
彼女のアルトにはいつもやられてしまいましょう♪
一日の締めくくりに癒してくれます♪