HI!心呼吸 8月31日(金)

M1>    Day Dreaming   /   アレサ・フランクリン

 

今月のラストはこのアーティストで締めくくらせてください。

その歌声で世の中を席巻した彼女が

2018年8月16日 76才で亡くなった。

「アレサ・フランクリン」がこの世を去ったという事実だ。

アメリカの国民的スター。ソウルの女王。キャリアは50年以上。

その功績の大きさは計り知れないだろう。

1942年メンフィスの牧師の下で生まれた彼女はゴスペルのスター歌手に歌を習い、

18歳で歌手活動を始める。しかし不遇が続くのですが、その才能が認めらえ大成功を収めたのだ。20曲以上の全米ナンバー1を持ち。数えきれないほどの賞を手にした。

グラミーに限って言えば18度の受賞。

そんな彼女がこの世を去った。

ロックの殿堂入りを果たした初の女性でもある彼女の生き方。

考え方はこれからの時代にテーマを投げ掛けるものだ。

 

まずは僕の大好きなこの曲を

1972年に発表された「ヤング・ギフティッド・アンド・ブラック」より『Day Dreaming』

 

 

M2>  Ain’t No Way /   アレサ・フランクリン

 

2010年以降体調を崩していたアレサ。

活動も自粛していた彼女だったが、復帰を望まれながら帰らぬ人になってしまった。

私生活では10歳で母親を亡くし、16歳までに2人の子供をもうけたアレサ。

アメリカ、ミシガン州 デトロイトの自宅で息を引き取った。

「リスペクト」という言葉がもてはやされている昨今、

「ディーヴァ」と言われている女性歌手たちの原点はこの人だったんじゃないかって思ったりする。マライア・キャリー、ホイットニー・ヒューストン、セリーヌ・ディオン、ビヨンセ・・・。

みんなが「アレサ・フランクリン」を尊敬(リスペクト)しているという事実だ。

彼女の声のゴスペル歌手としての音域の広さにみんな敵わない。

ローリングストーン誌が選ぶ時代を超えた最高のシンガー100人「の第1位」になって大喜びしたというアレサ。

「夢みたいなこと」だとコメントしたアレサの目には、人権問題、男女差別などまだまだ解決しないといけないことがあるという事を思い続けた彼女にとっては大きなご褒美だったはず。1968年の『LADY SOUL』に収録されたこの曲は「こんな時代なんてまっぴらよ!」と言っているように聞こえてくる。

彼女の思いは忘れてはならない。

だから世界がリスペクトしているんだろうなぁ。

ご冥福をお祈りします。

「Ain’t No Way」(まっぴらごめんよ)。

今月もこのコーナーにお付き合いありがとうございました。

HI!心呼吸 8月30日(木)

M1>   マンハッタン  /    ジョージ・ケイブルス・トリオ

 

ピアニスト「ジョージ・ケイブルス」

1944年11月生まれ。今年で74歳になるベテラン・ピアニストです。

過去にアート・ブレイキーやソニー・ロリンズ、デクスター・ゴードンなどの

サイドメンを務めた彼の演奏は、若手のようなフレッシュさがあって好きです♪

適度な硬質のタッチ。

その硬すぎず、柔ら過ぎないタッチのバランスの良さは心地いい。

ガーンと強いタッチは無いので安心して聴けるピアノかもしれない。

2000年に録音されたこのアルバム

『NEW YORK CONCERTO』(ニューヨーク・コンチェルト)。

内容的には秋にも活躍してくれそうな優しい曲が並びます。

そんな優しい曲には彼の適度な硬質なタッチがモノを言います。

聴いていて、実に端正で粋。

聴いていて楽しくなるようなサウンドを作り上げている。

「マンハッタン」はこの時期にはまりそう。

夏と秋の間。

どうぞ「しなやかな硬質さ」を楽しんで下さい♪

 

 

M2>   イエ・イエ  /    ジョージィ・フェイム

 

イギリスを代表するオルガン奏者『ジョージィ・フェイム』

1960年代より活動しているイギリスのミュージシャンです。

オルガンを弾きながら歌い上げるスタイルは印象的です♪

そんな彼のコンピレーションアルバムがこのアルバム。

2003年にリリースされている『ジョージィ・フェイム・フォー・カフェ・アプレミディ』

さてこのコンピには「午後のコーヒー的なシアワセ」「カフェ・ミュージックの決定版コンピ」って帯に書かれています♪

コーヒーを飲みながら楽しめる。

それもジョージィ・フェイムの曲達がコーヒーを進めるなんて♪

「ジョージィ・フェイム」の代表曲と言えばこの曲。

「イエ・イエ」 Yeh Yeh (1964)

全英シングル第1位を記録した大ヒット!この前の週まで5週連続1位はビートルズの『アイ・フィール・ファイン』だったんです。凄さ分かりますよねw

ハッピーになってしまう曲達がズラリ。

さあ、知らなかった音楽に触れるチャンス♪

くつろぎのタイミングにこのアルバムおススメですわ♪

HI!心呼吸 8月29日(水)

M1>  リフレクションズ・オブ・マイ・ライフ /   ジェフリー・フォスケット

 

夏の終わりの悪あがきシリーズ♪

まだまだ暑さも残りつつ、こんな曲を耳にするともう少しだけ夏を楽しみたいと思う♪

ビーチ・ボーイズのメンバーとして大活躍した、

ミスター・ファルセットこと

「ジェフリー・フォスケット」

彼の未発表曲を含むベスト・アルバムがこちら。

2016年に届けられた『ザ・ベスト・オブ・ジェフリー・フォスケット』

美しいファルセットヴォイスがアルバムを包み込みます♪

表紙には「17年ぶり2枚目」という文字が目を引きました。

そんな長い間発表されていなかったのか・・・と驚いたことを思い出します。

しかし実際の内容は収録曲の半分は既に発表されていた曲が収録されていたり、

耳馴染みの曲が綺麗に並んでいて聴き心地の良さはバツグン♪

17曲の彼の曲をゆっくりと耳にしながら、過行く景色を眺める。

そうすると次の夏が楽しみになってくるもの。

今日はちょっとメランコリックなオルガンが印象的な

リフレクションズ・オブ・マイ・ライフをどうぞ♪

 

 

M2>     ミスター・ロンリー   /    ボビー・ヴィントン

 

“ミスター・ブルー”と呼ばれ、その甘く切ない歌声はこの時代でも心を穏やかにしてくれます。

男性歌手『ボビー・ヴィントン』

ボビー・ヴィントンは1935年に生まれたシンガー。

アメリカはもとより日本でも人気を博したシンガーとしてお馴染みでしょう。

1964年の大ヒットソング♪

『ミスター・ロンリー』(Mr. Lonely)をはじめ「涙の紅バラ」「オーヴァー・ザ・マウンテン」「ミスター・ブル-」などを収録したベストアルバム

「Star Box: Bobby Vinton Best of」が2003年にリリースされています。

ロック・シンガーとして60年代を彩った「ボビー・ヴィントン」

このCDには僕も知らなかった数多くの彼の代表ソングが沢山。

馴染みのない曲たちのインパクトの大きい事。

その当時のラジオでこんな曲が流れていた事実。

その空間を想像するだけでワクワクします。

どうぞあなたのベスト「ヴィントン」を探してみてはいかが?

HI!心呼吸 8月28日(火)

M1>  Differences  /     Ginuwine (ジニュワイン)

 

今日はこんなテンションのバラードをどうぞ♪

これからの季節ってこんなメロディが聞きたくなりません?

アメリカ、ワシントンD.C.出身のR&Bシンガー『ジニュワイン』

1975年10月15日。(同じ年だったんだw)

そんな彼のサード・アルバム2001年にリリースされている『The Life』から。

このアルバムでは、それまでのアルバムと言えば『ティンバランド』の参加が当たり前だった彼の作品で、なんとティンバランドの曲が1曲だけしか収録されていないなど、

制作体制の変化が大きくて、それまでのセックス・アピールを全面に押し出した前の作品のイメージを一新したんです。

ひとりの女性と向き合う愛を描いた作品。改心しました!みたいな作品。

アルバムからはこの曲『Differences』がR&Bチャート制覇!

ヒットを記録しました♪だってこんな風に歌っています♪

「人生全てが変わった。君が 俺のところに来てくれてから・・・

その時 わかったんだ。君が 特別な人だったって。

本当に愛してる すごく深く・・・ね」

改心しました♪この曲好きです♪

 

 

M2>     ヘヴン   /    ケリー・ローランド

 

「ディスティニーズ・チャイルド」のメンバー『ケリー・ローランド』

のソロ・デビュー・アルバムがこの2002年の「シンプリー・ディープ」

やっぱりアルバムの2曲目に収録された

「Dilemma」(ジレンマ)が最高にクール。

やはり注目されたヒットソングです。ネリーのラップもいまだにラジオライクな曲で流れますよね♪

この曲も大好きですが、このアルバムは彼女の

「良さ」を沢山引き出してくれているんですよね!

この曲だけで終わってしまうのは勿体ないのです!

ロック・テイストなバラード、フォーキー、メロウなR&B、正統派HIP HOPなど彼女の挑戦が詰まっているんです。

そこで私おすすめしたい曲がこの「ヘヴン」

正統派な薔薇度ですが、シンプルに勝負に出た生身のケリーの声が説得してきます。

ケリーの声は温もりがある。透明で。

さぁ耳を少しづつ、次の季節に合わせて行こうっと♪

HI!心呼吸 8月27日(月)

M1>  SMALL BLUE THING  /    スザンヌ・ヴェガ

 

今週は8月最終週。平成最後の8月が過ぎていきます。

少し次の季節を意識しながらの選曲にしてみました♪

『街角の詩』

スザンヌ・ヴェガの1985年の作品。

「スザンヌ・ヴェガ」のデビュー・アルバムから。

さて、このデビューアルバムのプロデュースを担当したのが、

NYの伝説のパンクバンド「パティ・スミス・グループ」の『レニー・ケイ』

このアルバムからはパンク色一切ありません。

それどころかフォーク。

それも季節の空気感を操るように、美しいメロディが存在。

ヒンヤリするテイストのキーワードもチラホラ。

冬の曲も収録されているからなのか、秋冬のアルバムのイメージが強い。

80年代にありがちだった特有のサウンドから別のフォーキーサウンドはこの時代にも心地よく季節の変化を教えてくれています。

アコースティック・ギターを爪弾きながら歌い上げるシンプルさ。

ヴェガの歌声は変化するこの時期の朝にハマります♪

 

 

M2>  Blame It On My Youth  /    ヴィクトリア・トルストイ

 

2001年にリリースされている『Blame It on My Youth』

デビュー時は、ロシアが生んだ文豪、「トルストイの血を引くシンガー」

ということで一世を風靡した彼女。

97年にスカンジナビア発のBlue Note契約女性歌手として注目を集めたトルストイ。

デビュー当時はあまり興味がわかず、綺麗な北欧の方がジャズをなんとなく歌っているのかなぁ…ぐらいだったのですが、今考えればしっかりとチャント聴いておけばよかったと反省中。

今では文頭のエピソードなんてなんのその。

自分の実録だけでその存在感を示しています。

北欧ジャズはこれからの季節にピッタリ。

こんな彼女の歌声をヒンヤリした空気の中で聴いていることを想像してみたら・・・どうですか?

ハマりますでしょ?

スウェーデン・ジャズを引っ張る「ヴィクトリア・トルストイ」

ピアノの旋律の美しさ。

そして彼女のこの歌声。やばい勝手に秋の選曲をしている気がします…反省。

HI!心呼吸 8月24日(金)

M1>  Lady Blue  /    レオン・ラッセル

 

夏の後半に聴きたくなるバラードソングの名曲♪

今週の締めくくりは、ちょっと切なくなる大人のバラードを♪

アメリカのシンガー・ソング・ライター『レオン・ラッセル』

このメロディが1975年に完成していたなんて・・・。

『Will O’ the Wisp』(ウィル・オ・ザ・ウィスプ)「鬼火」。

アメリカ南部の土臭さ、乾き、音楽性を保ちながら、

シンセなどの楽器類や、日本の尺八や三味線まで多彩に使って製作された

音楽世界を披露する名盤です。

アルバムに収録されている「Bluebird」などは、

ピアノがリードするオシャレなAORチックな名曲です。しかし、レオン・ラっセルの歌は簡単にただのAORで片付けられないんです。それは歌声のブルージーな感じ。

ソウルフルな感性。

この方の音楽を一言で説明なんて無理。

このラストに収録されている『Lady Blue』なんてバラードだけじゃないもの。

ソウルであり、ジャジーであり、ブルースでもあり。

この曲がアルバムを締めくくる・・・素敵すぎません?

 

 

M2>   トラブル・マインド  /    ワークシャイ

 

ではこの曲で「海」にでも気持ちだけでも連れて行きましょう♪

1992年の作品「OCEAN」

アーティストは90年代個人的にボコハマりした『ワークシャイ』

この「オーシャン」は2枚目の作品です。

クセがなく上品♪

サラッと聞けてしまう気持ちよさ。

サラッとし過ぎているという感もありますが・・・。

デビュー作よりも少し個性を抑え気味な印象を持ちますが、夏の後半にはこのテイストがしっくりきます。

ソフトで爽やか。洗練された広がりあるアレンジ。

その当時(1992年)には真新しくてオシャレで、グローバルなサウンド♪

美メロにメロメロです♪

そんなアルバムから「トラブル・マインド」

聞き流せる極上のボッサポップという感じでしょうか。

ちょっと控え目なボーカルがバランスが抜群です♪

この絶妙なバランスこそ「ワークシャイ」の魅力なのだと思うのです♪

HI!心呼吸 8月23日(木)

M1>   Only Your Heart  /   Keedy (キーディ)

 

今日は90年代にキラリと光ったそんな彼女の歌声をどうぞ♪

1991年にリリースされている『Chase the Clouds』

爽やかな歌声を持つシンガー・ソング・ライター

『Keedy』の唯一のアルバム。

90年代らしい懐かしい打ち込みサウンドが中心ですが、

バラード、ロック調、R&Bのアレンジまで幅広く聞かせてくれます。

情熱的に歌い上げる歌唱ではないし、特別チカラ強い歌唱でもない。

しかし、この唯一のアルバムが忘れられないんですよね。

そんな懐かしい1枚からアルバムの中盤に収録されている

「Only Your Heart」を♪

ミディアムテンポのベースに爽やかな疾走感のあるメロディ。

そこにサラリとマッチングするKeedyの歌声♪

それは僕の耳の記憶がまた聞かせろと要求してくる声質。

シンプルに爽やかな空気を運んでくれるスマートさ。

さぁ、夏の後半に「愛を追いかけて」(邦題)をじっくりと♪

 

 

M2>   What Ever Happened To Our Love /  フィリス・ハイマン

 

思い出深い歌声をもう1曲♪

こちらは情熱的に、パワフルに歌い上げる歌唱が忘れられません♪

「フィリス・ハイマン」

こちらもKeedyのアルバムと奇しくも1991年の作品

『Prime of My Life』

このアルバムは彼女の生前ラストの1枚になりました。

もともと女優としてブロードウェイの舞台や映画などにも作品を残した美貌の持ち主。

ちなみに身長が185.5㎝もあったらしいです。

1995年にこの世を去ってから、ますます彼女の才能に評価が高まって。

なんだか皮肉なもんです。

このアルバムにはR&BチャートNO.1ヒットとなった「Don’t Wanna Change the World」も収録されていますが、アマノジャクな僕はこの曲を。

アルバムのラストを飾るバラードです♪

What Ever Happened To Our Love・・・。

ラストのアルバムのラスト曲。心して聞きます♪良い曲ですから。

HI!心呼吸 8月22日(水)

M1>    It’s Okay  /   The Next  (ネクスト)

 

正統派なR&Bを聴いてみたくなりませんか?

だんだん季節が変わってきた証拠なのでしょうか?最近コーラスモノが聴きたくなってきました。秋が近いから????

さて今回は「Next]の2002年にリリースされている3枚目の作品

「The Next Episode」

Brown兄弟の3人で’90年代初頭に結成された「ネクスト」。

「ラファエル・ブラウン」、「テリー・ブラウン」 「アーロン・デポンス」の3人が織りなすコーラスワークは格別です。

全体的にミディアムテンポのものが大半を占めるアルバムですが、ネクストらしいダンサブルな曲も収録されていて飽きさせない。

個人的にはスロウのメロディに3人のコーラスがのる「It’s Okay」は車の中でもお世話になった思い出の曲♪

その歌唱力には素晴らしいものがあります。

ストリート的な雰囲気もあるのでhiphopが好きな方にもお薦め♪

そしてやはり正統派なR&Bがお好きな方には間違いなくおススメできる1枚。

コーラスワークって大事で大好き♪コーラスというと・・・↓

 

 

M2>   Garden In The Rain  /   the Sportsmen (スポーツメン)

 

1978年のオムニバスアルバムから♪

美しい心暖まるコーラスは気持ちを落ち着かせる色褪せないハーモニー♪

このハーモニーを聴かせてくれるのはカルテットで結成された

「スポーツメン」

1938年に活動をスタートさせた4人組です。

残っているデータなどを調べると、いままでに数多くの映画音楽

(サウンドトラック)などにハーモニーを届け、

中にはディズニーの作品にも参加しています。

ショートムービーなどにも提供して、映像作品を演出しています。

その実力、人気は本物です。

今でもこのハーモニーを聞くと、一度で聴き終えられない。何度もプレイボタンを押してしまう。今日はそんな彼らの代表的な1曲を

「Garden In The Rain」♪雨ソングですが、優しい雨が想像できます。

最近では「ダイアナ・クラール」がカヴァーしていたり。

いまだに人気の名曲をしっとりと♪

HI!心呼吸 8月21日(火)

M1>   レイト・イン・ザ・デイ /   ヒュー&クライ

 

アルバムのラストの曲ってなんでこんなに耳に残るんでしょう。

そんな2曲を今日はお送りします。

スコットランド・グラスゴー出身の兄弟デュオ『ヒュー&クライ』

GregoryとPatrickの兄弟によるデュオ。

ジャズ色が濃いサウンドが僕はお気に入りの2人。

当時のブルー・アイド・ソウルを引っ張ったデュオです。

1986年にデビューしたそんな2人の4作目。

1991年リリースされた『スターズ・クラッシュ・ダウン』

ヒットしたアルバムからこの曲を。

だいぶ懐かしいアルバムからですが、ヴォーカルの声質や

大人っぽさを意識したモダン・ポップ。

どこか落ち着いたサウンドはもしかしたら、NYから地元グラスゴーへフォーカスする場を変えて、地に足をつけたしっかりしたサウンドだからかんじるのかも。

この時代の2人のサウンドがイキイキしていて美しい♪

アルバムラストはこの曲「レイト・イン・ザ・デイ」で締めくくられます。良い作品♪

 

 

M2>   ザッツ・ホェン・ユール・ノウ  /   パフ・ジョンソン

 

1996年のデビューが懐かしい♪

ポスト「マライアキャリー」ということで大物のプロデューサー陣がバックアップした作品「ミラクル」で鮮烈なデビューを飾った彼女。

そんな彼女の悲しいニュースが飛び込んできたのが2013年の僕の誕生日。

40才という若さでこの世を去ったというニュースを聴いて愕然とした。

もうあの声が聴けない・・・早すぎる。

何と言っても彼女の魅力は「耳に残る存在感のある声」とその「歌唱力」

それは一度聴いたら分かる事実。

ビッグヒットになんで繋がらなかったのか・・・。

不思議だなぁ。

ナラダ・マイケル・ウォルデン,ウォルター・アファナシエフなど売れっ子プロデューサーを集めて作りあげた作品はこの時代にも響きます。

歌姫の初々しい歌声は伸びやかで自身にみなぎるエネルギーも持っていて、

聴きやすい本物を楽しめます。

本物を聴きたくなったらこの声を。アルバムのラストに収録されている

「ザッツ・ホェン・ユール・ノウ」大事な1曲。

HI!心呼吸 8月20日(月)

M1>     Old Hoagy   /    ベン・シドラン

 

今週は夏の後半をイメージ。

時間をゆったりと演出するアーティストを選曲です♪

まずは1991年にリリースされた作品「Heat Wave」から。

アーティストは「ベン・シドラン」です。

実はもともとこのアルバムは85年に発表されたまま廃盤になっていたソロアルバム

「オン・ザ・クール・サイド」のリマスター盤なんですね。

このシドランさんが音楽シーンに登場したのは意外にもジャズのレーベルから。

それはスティーブ・ミラー、ボズ・スキャッグスと共にバンドを結成していたところがスタート!なんですね。

ちなみにこのアルバムにはスティーブ・ミラーが参加しています♪

アルバムはというと、日本人を皮肉ったオープニングのミツビシ・ボーイから始まって、インパクト大、ですが全体にアンニュイな雰囲気は適度なジャズニュアンスを感じます。ダンディな曲もあれば、なんとも幅広い楽曲。捉えどころのない不思議な魅力がある。そこがまた癖になる。この「Old Hoagy」はアダルティな空気を感じる名曲だと思う。

少し秋を感じる朝晩、彼の声が恋しくなります♪良い脱力感がすきです♪ダラ~♪

 

 

M2>  ポルカ ドッツ アンド ムーンビームス /  クレモンティーヌ

 

「ベン・シドラン」の才能が発揮された1枚をどうぞ♪

1997年にリリースされた「クレモンティーヌ」のアルバム「ソリータ」から。

ちなみにソリータは娘さんの名前だったような♪

「ベン・シドラン」とのコラボレーションものです。

2人ともウイスパー・ヴォイスが特徴ですが、そんな2人のデュエットもいくつかあるところがこのアルバムの見せ場♪

それぞれの実力がこのアルバムで融合です♪

洗練されたサウンドに+ジャズ+自由みたいな。

答えはこんな感じになりますよね。

今までのクレモンティーヌのイメージをいい意味で壊すアルバムにアレンジしたベンの才能も素晴らしい。

「ポルカ ドッツ アンド ムーンビームス」も2人のハーモニーが聞ける秀作♪

爽やかさと同時にほどよい切なさみたいなものも感じるアルバム。

スムーズジャズサウンドと彼らの声を堪能してください♪ウィスパー♪