M1> I Use Her(アイ・ユーズ・ハー) / トニー・コジネク
カナダ本国でもほとんど忘れ去られているかもしれない・・・
素晴らしいSSW(シンガーソングライター)
『トニー・コジネク』
70年にリリースされた「コジネク」の2作目
『BAD GIRL SONGS』
日常の断片を切り取った歌詞の内容とサウンドはかなり先進的な作りだったことが伺えます。
私的な詩を歌うことで生身のコジネクを感じることができる作品です。
70年にこの雰囲気を展開するメロディの美しさ。
情景を上手に表現するように目に浮かんでくる絵画的な作品が並びます。
カナダの美しい自然や曇った空など・・・。
まさにこれからのシーズンにピッタリのアルバム。
今聞いてもポップでソフトな完成度です♪
その名盤を紙ジャケで発売されたのは2005年のこと。今からでも聞いて♪
M2> With You In Mind / アラン・トゥーサン
ニュー・オーリンズの大プロデューサー
『アラン・トゥーサン』
「エルヴィス・コステロ」とのコラボレーションで再び脚光を浴びた
1978年のアルバム『MOTION』に収録された1曲。
バックのアーティストの名前だけでもアルバムを手に入れたい気持ちになります。
「ラリー・カールトン」、「ニック・デ・カロ」の名前を見れば、
アルバムの完成度の良さを想像が出来てしまう♪
「アラン・トゥーサン」のピアノとヴォーカルはハッキリと。
この温かさと包容力。
スロウなメロディにギターのソロが涙を誘い、
哀愁の言葉のごとく、遠い記憶を手繰るようにメロディに自分の過去を投影。
それぞれの時間を思い出す手助けをしてくれるような作品。
後半に聞こえるコーラスに胸が熱くなり、何度聞いてきただろう。
切なくも包み込んでくれる「アラン」のボーカルはいつの時代も必要です♪