M1> But Not for Me / クリス・コナー
今週もこのコーナーでごゆっくりと♪
「バードランドの子守唄 」はあまりにも有名です。
この他、代表作を多数残したアメリカのジャズ・シンガー
『クリス・コナー』
抜群の安定感の歌唱力を持ち、この独特のハスキーボイスを併せ持った彼女。
1950年代に成功を収めたシンガーの一人。
同時期には「アニタ・オデイ」などと活躍したシンガーです。
さてこのアルバムには感情豊かに、
情景が浮かんでくるような美しい曲が並びます。
クリスの人気盤『HE LOVES ME, HE LOVES ME NOT』
(オリジナルは56年に録音)
「ペギー・リー」と同じようなハスキーな歌声はペギーとは違う「深み」があります。
かすれている様でズッシリとこちらまで届く声量。
今日はスタンダードの「But Not for Me」を♪
M2> タッチ・オブ・シルヴァー / ニコラス・ペイトン
トランペット奏者『ニコラス・ペイトン』
「ニコラス・ペイトン」は「ウィントン・マルサリス」に続く「神童」といわれた
トランペッターです。
1973年。ベーシストの父とオペラ歌手でありピアニストでもあった母との間に
ニュー・オリンズに生まれた彼。
4歳のころからトランペットを始め、9歳でブラスバンドのコンサートに出演。
わずか19歳で「エルヴィン・ジョーンズ」のアルバムを始め、
「リンカーン・センター」、「カーネギーホール」のオーケストラに参加したという経歴を持ちます。
1998年にリリースされている彼のアルバム『Payton’s Place』
「マルサリスとは違うんだ!」とペイトン自身のニュー・オリンズを意識して製作された
1枚とも言える鮮やかな1枚。
ニュー・オリンズ色を前面に押し出さずに自分のスタイルを構築させるスタイリッシュさが品を浴しています。