M1> ノー・ワンズ・パーフェクト / ステレオフォニックス
UKウェールズ出身の4人組ロック・バンド「ステレオフォニックス」
2013年にリリースされた8作目「Graffiti On The Train」(グラフィティ・オン・ザ・トレイン)から。
ちなみにこのアルバムはオアシスのギャラガー兄弟マネジメントレーベルに移籍してからの第1弾アルバム。
新たなリリースのたびに作品に生命力を宿し、成長を続けるバンド。
およそ20年のキャリアの中で歩みを止めない進化し続けるバンド・・・『STEREOPHONICS』
その進化がこのアルバムにも濃密に収録され、かなり濃いケリー・ジョーンズ節が炸裂、
彼の世界感が色濃く表現された1枚。
まずアルバムを聞くと初っ端からケリーの独特の歌声が飛び込んできます。
1曲目の「We Share The Same Sun」の楽曲も構成も円熟を迎えたバンドの懐を感じる1曲だし、先行シングルの「Indian Summer」のメロディが耳に残り、後半に収録されたこの曲「ノー・ワンズ・パーフェクト」で哀愁を帯びながらアルバムはエンドロールを迎える・・・。
デビュー当時のサザンロックの雰囲気を残しつつ、完全に大人になったバンドの醍醐味を味わえる仕上がり。
完全にやられてしまいました・・・。カッコいい。
ただ単に突っ走っていたバンドが一歩一歩進んでいく確かさ、どっしりと構えられたカタチ。このカタチを抱きしめたくなる。
素晴らしいアルバムに出会ってください♪
M2> Castle In The Sky / マット・キャブ
現在、YouTubeの総再生回数1200万回以上を誇る、サンフランシスコ出身、
“日本在住R&B貴公子”こと「マット・キャブ」
マット・キャブのメジャー第2弾アルバムは“マット”が日本で出会った“四季”をコンセプトに制作した季節を彩る作品。
2015年にリリースされたアルバム「春夏秋冬~ずっとキミのことを考えていた~」から。
このアルバムにはSWAY、MACO ,シェネルなどアーティストが参加した作品。
この作品はマットが日本を訪れて生活するようになって初めて体験した「四季」
その四季がどんな風に写り、どんな風に感じているのか、
日本人の感覚にはない目線というか、独特の感覚に僕は新鮮さを覚えたアルバムです。
それが、日本人とずれている訳ではなく不思議とストンと胸の真ん中に落ちるような安心感もある。だから不思議です。
透明感のある彼の歌声に日本の季節は合う・・・。
いや、彼が日本に合っているんでしょう。
日本の四季に彼の歌声がマッチしていく様子。
アナタにも感じて判断していただきたい。
さてどの季節のマットにシンパシーを感じますか?
僕はやはりこの季節のマットかな?
アルバムの最後には夏のひまわりから秦 基博さんの「ひまわりの約束」を英語でカバーしています♪