M1> Where To Start / エリン・ルース
2003年にリリースされたデビューアルバム「Saturday Light Naïve」から。
「エリン・ルース」は2003年にデビューしたスウェーデン出身の女性歌手です。
デビューを飾ってからはオムニバスのアルバムに参加したり、ライブ活動を積極的に展開したりと、彼女の世界をしっかりと仕上げてきたアーティストです。
スウェーデンの空気を閉じ込めたような爽やかなアルバム。
この「Saturday Light Naïve」は彼女のデビュー作品であり、代表作。
少し「リサ・ローヴ」のようなキュートな声と柔らかいメロディ・・・フォークミュージックにリンクします。
しかし北欧、ケルト音楽を感じるようなメロディはやはり独特。
透明な声はどこまでも伸びて、風が声を運ぶように少し震えて、自然を感じる。
冷たい空気が包み込み、山々と草原が広がるような景色を想像してしまいます。
さて「Where To Start 」は特にその自然を感じる1曲。
シンプルなメロディは軽快にアレンジされた音が重なり合い、しっかりとヴォーカルをサポートしていて、彼女の存在をかっちりと前面に出してくれる仕上がり。
彼女のヴォーカルは一定のリズムで歌われますが、バックのメロディは変化を遂げ、後半には別物のメロディが展開します。
目の前の草原で歌われた歌は風により遠くの山々に運ばれます♪
この美しい歌に風を感じてください♪
M2> Restless(レストレス) / サラ・エヴァンス
2003年にリリースされた4枚目のアルバム「レストレス」からのタイトルチューン。
カントリー・ミュージックの枠にとらわれない自然でいて緻密なアルバム。
ドライブシーズンにはこのアルバムをオススメしたい♪
数多くの賞を獲得しているカントリー・シンガー・ソング・ライター「サラ・エヴァンス」
プロデュースは「ポール・ウォーリー」とサラ自身が手がけている。
このアルバムの特徴はジワジワとリリースを伸ばし、1年以上も長い期間セールスを続けたというスルメタイプのアルバム。
ナッシュビルの一流セッションミュージシャンが脇を固め、スムージーな彼女の歌声を支えています。
なんと言っても綺麗で、優雅で、悠然とした曲がアルバムに並びます。
長い期間のセールス・・・そこにはリスナーが魅了された1曲1曲の力がアリ、アルバム自体に熱を感じるからではないでしょうか?
このタイトルトラック「レストレス」も彼女の世界がはっきりと表現されて何度聞いても飽きない。
シンプルのようで緻密な計算と経験で作りあがられるメロディ。
「カントリー・ミュージック」が今以上に理解されなかった時代。
彼女の歌声は何かの変化を知らせてくれる汽笛のように新鮮でした。
1曲を聴き終わる頃に感じる浴びたことのないような風を感じて欲しい♪