M1> The Grand Valse (ザ・グランド・ヴァルス) / ブッカー・リトル
天才トランペッターといわれ20代でこの世を去った「Booker Little」(ブッカー・リトル)の数少ないリーダーアルバム「ブッカー・リトル」♪
1960年(TimeRecord)からリリースした幻の名盤です。
なぜなら!単独のリーダー作はたった4枚しかない。
そのなかで唯一の「ワンホーン作」がこの作品。それだけに、ブッカー・リトルのファンが愛してやまない『究極の1枚』となっている。
(今ではCDで手に入るから助かりますね♪)
ジャケットもオシャレですもの・・・。
リー・モーガンやフレディ・ハバードと同じ時代に脚光を浴びたトランペッターでしたが、1961年に23歳の若さで亡くなってしまいます。
そのため録音が限られているんですね。
しかしこの時代になってもファンは沢山。
それもそのはず、演奏内容もすばらしい♪
天才トランペッター、ブッカー・リトルのテクニシャンぶりとメロディアスなフレーズに感動します
昔はもっとシャウトするようなキレキレのペットが好きでしたが、このメロディアスで美しい、穏やかなリトルの音色は残さないといけないのです!
まぁ、僕が言わなくても残りますが(笑)
M2> Raincoat / ケリー・スウィート
2007年にリリースされた「We Are One」から。
ソフトリーでいて伸びがあり、透き通った声。
ジャズの雰囲気もありながらクラシカルな雰囲気も併せ持つヴォーカリスト「ケリー・スウィート」
リラックス効果のある歌声(個人談)は日常からさっと時空を超えた旅に連れ出してくれるよう。
アルバムの2曲目の「raincoat」は、それらの要素が凝縮された素晴らしい1曲だと思う
心の中にス~っと入り込む浸透性の高い歌声。
上品さを漂わせる余裕、その余白に表現されるキュートさ♪
もともとアメリカではどちらかといえばバラード曲を歌って表現してきた彼女。
この時はまだ19歳だった彼女の真剣さやあどけなさに応援したくなる感覚。
どこかで親心みたいに(笑)
シンプルに仕上げられたアルバムな中には自然体に近い彼女の「素」を感じられ、惹きこまれます。
心に染み入る歌声。
こんこんと歌い上げるケリー・スウィートの歌。
曲の隅々まで神経をつなぎながら歌う彼女の歌から温もりを感じてください♪