M1> Waking Up With You / ウィリアム・ギャリソン
ハーモニカ奏者、ウィリアム・ギャリソンのアルバム。2000年にリリースされた
「Waiking Up With You」から。
さてこの人、『ウィリアム・ギャリソン』は一体どんな人なのか?
一番分かり易いのは映画『バクダット・カフェ』の挿入歌「Calling You」での演奏で有名になったハーモニカプレイヤーです。その他ドナルド・フェイゲンの作品などに参加している世界的に活躍しているハーモニカ奏者♪
映画『アンタッチャブル』や『セサミストリート』でハーモニカをプレイしているので耳にされていることも多いかもしれません。
さてそんな「ウィリアム・ギャリソン」のこのアルバムは耳に馴染んだナンバーをカヴァーした1枚。
テクニックは抜群なのに技をこれでもか!と聞かせるような野暮なことはしません。
アドリブにチラッと、さりげなく、間の取り方などにセンスと品を感じます。
歌の優しさにサラッと聞こえてくる爽やかなハーモニカのメロディ。
なんて美しいんでしょう。
ちなみにハーモニカ奏者のことを「ハーピスト」と呼ぶそうです・・・。
なかなかこんな気持ちよくて心地の良いハーピストには出会えない。
彼の心温まる音色は世界で最もオリジナリティーにあふれたハーモニカ奏者、と評されるのにも納得です。
晴れた日の朝に、ゆっくりと過ごす夜にでもハーモニカの音色でリラックスできること間違いなし♪
聴けばわかるさ、聴かなきゃ勿体ないさ。
さぁこの気持ちよさに浸ってください♪
M2> ためらいの頃 / 小林靖宏(coba)カヒミ・カリイ
cobaさんの1993年にリリースされたアルバム「33GIRI(トレンタトレジーリ)」
に収録された1曲。
1959年4月29日、長野県生まれのアコーディオン奏者、作曲家。
本名は「小林靖宏」
19歳でイタリアに留学し、ベンスの「ルチアーノ・ファンチェルリ音楽院」アコーディオン科に学んだご存知「coba」さん。
テレビ番組のテーマ曲やCM音楽などだけでなく、アーティストのプロデュースなどを行っている活躍は皆さんご存知の通り。
さてこのアルバムはcobaさんが本名「小林靖宏」名義でリリースした93年の作品から。
「カヒミ・カリイ」を迎えての「ためらいの頃」♪
アコーディオンの陽気な音色は異国の空気を運び、カヒミ・カリイのヴォーカルが混ざり合うことで色合いが鮮やかに増していくような感覚に。
春の陽気に誘われてどこかに出かけていきそうな、ワクワクするようなアレンジは今、この時代に聞いても新鮮で同じ感覚になれます。
ヴェネチアで学んだテクニックが見事に披露されたアルバム、この当時、アコーディオンの音色は真新しくてロックやポップスと融合するアコーディオンが斬新でオシャレでした。
またまだ精力的に活動を続けていらっしゃるcobaさんに脱帽です。
進化するアコーディオン、その初期の演奏はソリッドでチャレンジ精神に溢れています。
だから好きなのかもしれないなぁ。
挑戦する姿勢、「男」を感じる1枚!!!