M1> ウォーリー・アバウト・ユー / アイヴィー
2000年にリリースされた「ロング・ディスタンス」から。
『アイヴィー』は“ファウンテインズ・オブ・ウェイン“の「アダム・シュレシンジャー」、“タヒチ80”のプロデューサー「アンディ・チェイス」、フランス人女性ヴォーカリスト、「ドミニク・デュラン」からなる3人組ポップ・バンド。
ちょうどこのリリースされたタイミングはアンディ・チェイスが「タヒチ80」の1stアルバムをプロデュースした直後に出したということでこのアルバムも「アイヴィー」自体に注目されました。
その注目を見事にこのサウンドが期待以上の仕上がりを見せてくれました。
アルバムに収録されている曲たちも見事に粒揃い♪
ドミニクのヴォーカルもくっきりと際立ち、音の作り方も、この当時のタヒチ80の空気に似ているのは否めません。しかし、この空気の中に響くドミニクの存在は中和してクリーンな魔法にでもかかったような爽やかさに満ちています。
洗練されたポップさに幾重にも重なった薄い「音」の層が次から次へと表情を変えて魅せるように層が分厚い感じがします
決してシンプルではありませんが見事に中和してくれているのです。
これからのシーズン。
ドライブシーンで活躍してくれるようなメロディラインは間違いなく車内でも響きます。
リラックス効果もあるドミニクのヴォーカルがどのドライブシーンに合うのか、アナタの車で試してみては?
M2> インサイド・ユア・ラヴ / レオン・ウェア
マービン・ゲイとのエピソードでのみ語られがちなリオン・・・。
もちろんマーヴィン・ゲイの『I Want You』(76年)を手掛けた、ソングライター/プロデューサーとして知られるリオン・ウェア。
76年、リオンはマーヴィン・ゲイのアルバム『I Want You』を全面
プロデュースという大役を担うことになります。
元々リオンのソロ作として制作中だった楽曲を、マーヴィンがいたく気に入り、それらを譲り受けて完成させたのが『I Want You』だったというのはあまりに有名なエピソード。
「メロウグルーヴ・マエストロ=リオン・ウェア」なんて称されるアーティスト♪
モータウンの専属作曲家としてキャリアをスタートさせたリオンは、
アイズレーブラザーズ、マイケル・ジャクソンなどの隠れた名曲を手がけてきた張本人ですが、「知る人ぞ知る存在」だったみたい。
そんなリオン名義のアルバム『インサイド・イズ・ラヴ』
1978年の作品です。
このアルバムにはミニーリパートンとの共作曲も収録されており、サウンドスタイルは
もちろんマービンのI WANT YOUのライン。
あのラインがお好きな方でしたら間違いなく好きな路線♪
シルキーな世界はそのままに、華やかさもあいまって名曲のオンパレードや~♪
良すぎて泣けてくるぜ~♪
ソウルやなぁ・・・。