M1> 世界の窓と窓 (Windows Of The World) / ピート・ジョリー
ジャズ・ピアニスト『ピート・ジョリー』
アメリか西海岸ジャズに属するジャズ・ピアニスト。
1932年生まれ、2004年11月にて72歳で逝去している。
ジャズ・ピアニストとしては意外と寡作で、生涯で20枚程度のリーダー作をリリース。
1970年から1990年の20年間はリーダー作はほぼ途絶えているんですよね。
そうなると彼の代表作は「1950年代半ばから1960年代半ば」に集中。
アコーディオン奏者の父を持ち、3才でアコーディオンを習い始めた彼は、
1960年代のジャズシーンにおいて、無くてはならない存在となる。
1960年代といえば、白人のピアニストが頭角を現し始めた時代。
白人ピアニストのテクニックと洒落た味わい。
黒人にはないエッセンスでジャズを盛り上げた一人として挙げられるピアニスト。
なんと気持ちいい曲を奏でるのでしょう。
ピート・ジョリー「Windows of the World」
肩肘張らず楽しめるピアノ。純粋に耳を癒してあげて下さい。
M2> Old Folks / ウォーン・マーシュ(リー・コニッツ・クインテット)
ジャズをゆっくり聴きたくなる気持ちいいシーズン。
まぁ、ジャズっていつでも気持ちいいんですけどねw
西海岸を代表するテナー奏者
『ウォーン・マーシュ』
彼の温もりと表現力豊かなテナーが聞けるライブ盤がこちら。
『ライヴ・アット・モンマルトル Vol.3』
「ウォーン・マーシュ」(ts)と「リー・コニッツ」(as)との名コンビによる、
モンマルトルでのライヴ第3弾。
1975年12月に録音されたVol.1とvol.2に収録しきれなかった、
未収録音源を収録した作品。スタンダードを中心に聞かせてくれるこの作品は、
秋の夜長にも丁度いい。
「リー・コニッツ」のアルトと絡み合う瞬間はスタジオ録音のようにピッタリと合います。
2人のアンサンブル、そのバックには安定のリズム隊。
心を緩やかにしてくれます。
ベースの音色の心地よさも最高です。