M1> Where or When (いつか何処かで) / キャロル・スローン
『キャロル・スローン』
1937年ロードアイランド州プロビデンス生まれ。
14歳のとき「エド・ドリュー楽団」でプロ・デビューを果たした彼女。
1982年の録音です。
「円熟味」を感じさせる魅力溢れる一枚は
『As Time Goes By』(邦題 時の過ぎゆくまま)
キャロルは1970年代後半から80年代初頭にかけて何度も来日。
日本でも人気を博したジャズシンガーです。
全国各地のライヴハウスにも登場し、大盛況だったそう。
その最終公演の後、東京のスタジオで同行メンバーとともに録音したのがこの1枚。
動向メンバーのピアノ・トリオと呼吸もピッタリです。
日本でのライブがどれほど盛り上がったのか、どんなに楽しい時間を過ごしたのか・・・。
このアルバムからも聞き取れるようです。
イキイキとした彼女の歌声に自然にウキウキします。
大人のジャズボーカル♪彼女の歌に絡んでくるピアノにはグッと来ます♪
M2> ALL STRUNG OUT ON YOU / ザ・パースエイダーズ
『The Persuaders』(ザ・パースエイダーズ)
日本ではあまり知られていないアーティストかもしれません。
1974年の作品「ベスト・シング」
パワフルなリードシンガーと鍛えられたコーラスが印象的なヴォーカル・グループ
「ザ・パースエイダーズ」
スウィートなヴォーカル・グループが時代を彩った1970年代。
そんな中でこのパワフルで暑苦しいヴォーカル・グループは
アメリカで人気を得ることになります。
やはり時代が求めていたのかもしれません。
この暑苦しさが最高です。
芯の通ったこのコーラス・ワークは時代を超えて感動をプレゼント。
数多くのアーティストに影響を与えてきたグループの曲は
例えば「プレテンダーズ」や「ロッド・スチュワート」がカバーしていることでも有名。
幸せになる「暑苦しさ」