M1> 決してあきらめないで(ネヴァー・ギヴ・アップ) / ピーター・ヤーロウ
1938年ニューヨーク生まれ。
1961年、ボブ・ディランのマネージャー「アルバート・グロスマン」の勧めでポール・ストゥーキー、マリー・トラヴァスを誘いフォーク・トリオ
『ピーター・ポール&マリー』を結成。
62年にセンセーショナルなデビューを飾ることになる。
この方こそ、『ピーター、ポール&マリー』のピーターさん♪
代表作の「パフ」を作った人といったほうが分かり易いのかも。
ヤーロウは政治活動家でもあり、ベトナム戦争への反対運動などから、さまざまな取り組みに関わってきた人物。
そんな彼の2013年にリリースされた1枚「ネヴァー・ギヴ・アップ:インサイド・ザ・ハート・オブ・ピーター・ヤーロウ」から。
なんと言ってもこのアルバムの特徴的なことは、この曲「決してあきらめないで」の歌詞を「ダライ・ラマ14世」が書いている、そしてその詞にヤーロウが曲をつけた1曲。
「決してあきらめないで、きっと君の未来はみつかる。
愛する気持ちが君を導いてくれる。
君を自由にしてくれる。
だからあきらめないで。」
ホワイト・デイになんだかかけたくなってしまいました。
だって恋愛もNever Give Up♪
M2> ラブ・リブズ・オン / ケニア
クロスオーヴァー・ブラジリアンのDIVAとしてジャズ・フュージョン世代にもその名を知られるブラジル出身の「ケニア」
通算4作目となったのがこのアルバム91年にリリースされた「LOVE LIVES ON」
アルバムタイトルにもなっているこの曲を♪
ふんわりとしたブラジリアンテイストを都会的なテイストのなかで活かそうと、ポップにアレンジされた表現方法は今の時代にも鮮やかに伝わります。
声の質がそう感じさせるのか、クールな陽炎といった風情を感じさせる仕上がりになっています。
サンバテイストやソウルチックなものも含めてポルトガル語と英語を使い分け歌われるその歌はバカンスにもピッタリくる開放的な雰囲気に満ちています。
彼女の風格だったり、凛としたスタイルは、ブラジルだけに捉われない音楽を奏でます。
ベテラン・シンガーらしい深い味わいにジャズ・フレーバーの軽快さも加えられ、彩られた曲たちは聴き心地は最高であることは想像つくでしょう?
90年代にはリリースを重ねていた彼女ですが、この91年の1枚は特に好きな1枚。
ジャズテイストに、ブラジリアンフレーバーが見事にマッチ♪
90年代の頭には早すぎるくらいのオシャレさです。
その歌声を支えているアーティストもブラジルを代表するミュージシャンばかり。
ホメロ・ルバンボ、テオ・リマ他♪
それぞれのミュージシャンのアルバム自体が素晴らしいのにサポートって♪
その強力な演奏もご賞味ください♪