M1> Baby I’m-a Want You(愛の別れ道) / Bread (ブレッド)
『Bread』(ブレッド)
ブレッドは1968年にアメリカ・ロサンゼルスで結成されたソフトロックバンド。
70年代初期「ソフトロックの王者」と称されたブレッド。
4枚目のアルバムで最高傑作と評価されたのが
1972年にリリースされた『Baby I’m A Want You』
この時季になると切ないセンチメンタルな曲が聴きたくなる。
爽やかなギターのイントロから始まる、アルバムタイトル・ソング
全米3位まで上ったヒット曲。
アルバムの中にはシングル曲として「涙の想い出(Everyting I Own)」
「ダイアリー(Diary)」もトップ20位内を記録し、
アルバム自体も全米3位を記録しグラミー賞にもノミネートされました。
さて歌詞の内容は、一見するとラヴコール・ソングに見えますが恋の終わりの曲。
洋楽にはよくあるパターンで、別れた女性への「カムバック・ラヴ・ソング」でした。
バラードの美しさ、リズム&ブルースの扱い方、カントリーの要素も織り込みながら・・・。
この作品が1972年に完成している。もうその真実は感動しかありません。
M2> エヴリシング・リマインズ・ミー・オブ・ハー / エリオット・スミス
同じテイストのイントロが印象的。
2000年にリリースされた『フィギュア8』
『エリオット・スミス』が放った2枚目のアルバム。
この作品に出会えてもう20年以上になろことを実感です・・・。
寒くなってくると聞きたくなるセンチメンタルな歌声。
バンドサウンドの中でも埋もれることもなく、声が前に立つ。
切なさも情緒もたっぷり。
そして透明感のある澄み切った声がセンチさを倍増させます。
美しいメロディの輪郭を静かに色付けしてくれる。
メロウな名曲「エヴリシング・リマインズ・ミー・オブ・ハー」♪
思わず静かに目を閉じながら聞き入りたい曲。
美しいハーモニー、ストリングスももちろん健在です。
どうぞジックリと耳を傾けて♪
寒くなってきた彼の声を纏って温まって下さい。