M1> ウン・インヂオ / ミルトン・ナシメント
「天使の歌声」「ブラジルの声」とも呼ばれる、「ミルトン・ナシメント」
そんなナシメントのデビューアルバムが1967年にリリースされた
『Courage (クーリッジ)』は今も愛され続ける名盤として語り継がれる1枚。
だって参加しているミュージシャンはハービー・ハンコックを始めそうそうたるメンバーです♪そんなブラジル音楽の形式「MPB」(ムージカ・ポプラール・ブラズィレイラ)の代表格アーティストのナシメント。
その後のリリースごとに時代を変化させ、ブラジル音楽のルーツや挑戦を組み込みながら作り上げてきたミルトン・ナシメント。
1992年にリリースされたライブ盤「ライヴ~この美しき惑星より」より。
小編成のバックで小規模の会場で演奏された92年のサンパウロでのライブの様子。
この臨場感ライブ感が味わえます。
優しく歌い上げるナシメントの声とピアノのみや、ギターがアレンジされたシンプルな音の構成がやけにリアルでキラキラと素晴らしいキラメキ、潤いを感じられるアルバム。
狭い会場、限られた楽器音。
その中でもブラジルの広大な景色、空気、温度を感じられる。
そのパフォーマンスはまさに「ブラジルの声」
さて季節も変化途中。
太陽が似合う音楽を聴きながら春を楽しみましょう♪
M2> フー・エルス / poco (ポコ)
60年代~80年代のアメリカン・ロック史のなかでもっと評価されるべきバンド「ポコ」
1989年にリリースされた通算19作目のアルバム「レガシー」
全米アルバムチャート40位、USゴールド・ディスク獲得。
ジム・メッシーナ、リッチー・フューレイ、ラスティー・ヤング、ジョージ・グランサム、ランディ・マイズナーのオリジナル・メンバーが勢ぞろいした記念版のような1枚。
その内容はお見事な内容。
アルバム全体に流れるサザンロックのメロディ。
気持ちよい乾いた音で構成された美しい音の並び。
イーグルスを思わせるバンジョーの音色やこの時代を彩ったバンドのリフを効かせた佳曲が目白押し。
聴き所満載なのです。
メンバーそれぞれが作る個性の溢れる曲たちはそれぞれがバラバラのようでポコの色になっている。
統一感を感じながらこの時季になると聞きたくなってしまう・・・。
季節をもぎ取るようにこのアルバムを車に乗せてドライブなんて素敵過ぎます。
全体的にはハード・ロックよりで、大らかな今日的アメリカン・ロックという感じ。
この音が似合う季節がやってきた!
ポコ!出かけましょ!!!