M1> The Promise / Tracy Chapman
デビュー以来ギター1本で社会へのメッセージを歌い続けてきた彼女の集大成。
1988年。ゆったりとしたギターに乗せてじっくりと歌うスタイルで登場した
『トレイシー・チャップマン』
デビューした翌年にはグラミー賞の新人賞に輝きました。
彼女のベストアルバムから。
初めてレイシー・チャップマンを聞くという方にはお勧めの1枚。
落ち着いたヴォーカル、ミドルテンポのナンバー・・・。
じっくりと感情を乗せて表現するスタイル。
日本のアーティストや、音楽シーンにも多くの影響を与えてきた存在です。
僕が最初に聴いた曲は「ファスト・カー」
いまだにジワーっとくるメロディに彼女の歌声。
「ウェディング・ソング」にも胸の奥がギュッとします。
独特の声、歌いあげるその歌詞には、全てに感情と思いが籠ります。
「もしあなたが待っていてくれるなら いつかあなたを迎えに行く
遠く旅しているけれど いつだって心の中に あなたのための場所があるから」
M2> AS I AM / アン・マレー
もう1曲はそろそろ「卒業」をイメージして。
1988年の『アン・マレー』のアルバム
『As I Am』
「自分らしく」「あるがまま」と訳すのがいいのかな?
彼女はカナダ出身のシンガー。
デビューする前は地元の高校で「体育教師」をしていたという異色の経歴。
どことなく凛としているような歌い方。
爽やかで物事をハッキリ伝えてくれる女性をイメージさせます。
同時に安心する太くたくましい声。
この曲を聴くと本当に穏やかな気持ちになってくる。
ピアノのシンプルなメロディはカナダの大自然の情景が目に浮かぶようでもあります。
現在もカナダをベースとして現役で活動中という彼女。
現在79歳でいらっしゃいます。
落ち着いた歌声。
この曲は何度聞いても落ち着きます。「自分らしく」生きたいものです。