M1> You’re Looking At Me / ダイアナ・クラール
久しぶりにクラール様の歌声を聞きたくなって・・・2005年「All for You」から。
このアルバムは「ナット・キング・コール」へのトリビュートアルバムとして、リリース前から注目されていましたが、まさにお見事な1枚に♪
美しい歌声とピアノで40年代の名曲を蘇らせてくれています。
今でも時々、棚から引っ張り出しては聴いてしまう1枚です。
その中から「You’re Looking At Me」♪
ナット・キング・コールのシルクのような甘い歌声も素晴らしいですが、
クラールの歌で蘇らせてくれた名曲がキラキラと輝くのです。
まるで至近距離で歌われているような臨場感、吐息まで感じられるようなリアルさがこのアルバム全体を覆っていて、落ち着いたトーンは、もはやベテランの味。
彼女のトーンは魅力で実に自然です。
ピアノを弾きながら歌うというスタイルですが、ピアノも丁寧で品があります。
ラッセル・マローンのマイルドなギターも見事に融合して柔らかい時間を演出してくれます。
ソフトでジックリと聞きたい。
このテイストがお好きな方はこのクラールのアルバムは外すことはないはず。
この春をJAZZで過ごす・・・オシャレっす♪
M2> CLEVER GIRL (クレヴァー・ガール) / タワー・オブ・パワー
1973年にリリースされたタワー・オブ・パワーのアルバム「タワー・オブ・パワー」
『リズム&ブラス』という言葉を生んだ強力なリズム・セクション♪
そしてブラス・サウンドは今聞いてもシビレマス♪
そのリズム&ブラスで人気を博したタワー・オブ・パワーの3rdアルバム「タワー・オブ・パワー」から。
大ヒットした曲も収録された名盤であるのですが、このメロディとソウルフルなフレーズが大好きな「クレヴァー・ガール」を♪
ミディアムテンポのリズムにファンク色を閉じ込めて、ジワジワ来るカッコよさ。
このリズムセクションとホーン・セクションの組み合わせはまさに唯一無二の存在ですね♪
一糸乱れぬ完璧なホーンセクションにコーラスにも感動します。
そして音数が多いのに散らからない正確さ。
単純ではないリズムに全てコンパイルしてしまっている巧みの技。
トリッキーなセクションをなんとも涼しげに聞かせるところ・・・。
今の並のグループでは難しいでしょうね。
職人の方って、凄いことを自慢しない。
そんな感じの重厚さ。
技を感じてくださいませ♪