M1> Rainbow / アビー・リンカーン
アメリカで着実にキャリアを積み上げてきたジャズシンガー「アビー・リンカーン」
その歌声から、しばしばビリーの後継者と評価されてきたシンガーでもあった。
ビリー・ホリデイを敬愛していた彼女には最大の評価だったのかもしれません。
1990年には映画『モ’・ベター・ブルース』(監督:スパイク・リー)に脇役として出演。
長いキャリアのなかで20枚以上のアルバムを発表したほか女優としても活躍し、
60年には後の伴侶となるマックス・ローチの黒人問題をテーマにした作品
『We Insist! – Freedom Now Suite』に参加するなど、公民権運動の活動家としても知られた存在です。
そんな彼女が1993年にリリースしたアルバム「Devil’s Got Your Tongue」から。
彼女の中期の作品になります。
ベテランという名の落ち着きと、風格を歌声に乗せた説得力の1曲。
歌われる爽やかな風景に彼女はゆったりとリラックスして窓の外を眺めていると虹が目に飛び込んでくる。
幸せな時間が流れているのが想像できますね。
彼女の歌声で幸せと、子供たちのコーラスに感動をもらいます。
曲の中盤の子供たちの歌声は不意に涙しそうになります。
彼女の声も子供たちの歌声には敵わないかな・・・?素晴らしい1曲です。
M2> Across The Universe / ルーファス・ウェインライト
デビュー作は鮮烈だった。
デビュー作でいきなり”ローリング・ストーン”誌のベスト・アーティストに選ばれた彼。
世界中が注目した実力派シンガー・ソングライターは、丸々3年かかってこのアルバムを
リリースした。
2002年『Poses』から。
ボーナストラックに収録された1曲。
すごくシンプルなのに、不思議な深みを持って身体に染み込んでくるような優しさと、哀しさと、傲慢さ・・・。切ない哀愁まで感じさせる。
オルタナティブ・フォークを体現し、インパクトをしっかりと残していく凄み。
期待を裏切るどころか期待以上の仕上がりに、いまだに聞きたくなってしまう♪
特にこの時季だ。
雨の多い季節になると聴きたくなるアルバム。
みなさんもそんなアルバムはありませんか?
雨の音とピアノの曲のマッチング♪
たのむ・・・雨降ってくれ。
降っていなかったら想像してみて。
晴れた日のも合いますけど・・・ね。