M1> Window / アレックス・デ・グラッシ
今年の年明け早々に彼の音色をお届けしています。「積雪」という曲で。
冬からいつの間にか夏が目の前に。
季節の変化と共に耳も変化を求めている様子。
爽やかなギターの音色を求めています。
「アレックス・デ・グラッシ」
1952年、神奈川県の横須賀市生まれ。彼は両親が8年間日本に滞在していた時に生まれたそうだが、2歳の時にはアメリカに帰国したので「日本語で知っているのは、ごく僅か」
日本の四季がもしかしたら彼のDNAに蓄積され、記憶の奥底に日本があるのだとすれば、
この音色の持つ懐かしさに共感できるはず。
1992年にリリースされた「Windham Hill Retrospective」
『Retrospective』(回顧録)
とタイトルがついていますが、これまでのアルバムから選りすぐりのベスト盤。
全てギター一本で構成されている作品。
美しいギターの音が詰め込めれた1枚。
季節が動いてきた時。
彼のギターがなり始める。
風を感じ、日差しを感じ、緑を感じて、同時に自然も感じられる。
素晴らしいギターに耳を季節に合わせて行きましょう♪
僕の耳はすでに「真夏」ですけど・・・(笑)
M2> ラベンダーの詩 / 赤木りえ
1988年にリリースされた「赤木りえ」さんのアルバム「ファンタジア」から。
さてこのアルバムをこんな風に例えた方がいます。
「フルートの音色は人間の呼吸・息づかいが無意識に伝える心の動きを多分に含んでいるようで、赤木りえのように音によって気分の空間を作るタイプだと、曲の意図よりも彼女の無意識な世界が伝わってくるように感じられる。
水彩画の色の淡さに似ている。」
こんな表現されたらもう何も書けません・・・w
ちょうど北海道の富良野辺りではラベンダーが咲き始めている時期。
一面のラベンダーを想像しながらこの曲を聞けば、夢の中で旅行している気持ちになる。
テンポに増して表現力の深さに情景までもが動き始めます。
東京芸術大学器楽科(フルート専攻)卒業。
クラシックで鍛え抜かれた見事なまでの技術を駆使し、現代音楽、ニューエイジ、ヒーリングだけでなく、ジャズ、ソウルさらにはサルサまでこなしてしまう日本唯一のフルート奏者。
こんなテクニックで見出される音の波。
ラベンダーが風に揺れるようです。
88年にすでにこの音の世界が構築されていた。
ビックリと感動が半端ないっす!