M1> フォーリン / ジュリー・クルーズ
1994年7月に日本でもリリースされたジュリー・クルーズのアルバム『Floating Into the Night』に収録されたご存じの1曲。
さてこの「ジェリークルーズ」は映画「ブルーベルベット」で歌手として出演して以来
デビット・リンチ監督のお気に入りのボーカリスト。
その後も「ツインピークス」をはじめデビット・リンチ作品には何度も出演している彼女。
このソロアルバムも実はリンチ監督の「完全プロデュース」で作られており怪しげなジャケットデザインからしてリンチ風味♪
デヴィッド・リンチが全曲作詞も担当しています。
まさにリンチの世界!
怪しげな空気感にはこのアーティストは見事にマッチング。
ご存知のこの「Falling」はツインピークスの挿入歌としてご存知の通り。
この時期に聞くと涼しく聞こえてきます。
一度聴いたら忘れられず、手放すこともできなくなる・・・。
怪しいのに美しい。この独特の世界。癖になります。
透明感の歌声に身を委ねて、まるで夜のプールに浮いているような浮遊感。
夏にはこの雰囲気効果的♪
M2> ウィチタ・ラインマン / グレン・キャンベル
1968年にリリースされた「Wichita Lineman」
1960年代を代表するナンバーでしょう。
1968年11月に発売されたこのアルバム。
2001年にはリマスター盤がリリースされています。
少しの渋みと今の時代に聞いてもオシャレさを感じるレトロな雰囲気。
ジミー・ウェッブ作の大ヒット「ウイチタ・ラインマン」を冒頭に、
オーティス・レディング、ジャック・ブレル&ロッド・マッケン、ビージーズと名曲のオンパレードです。
甘く、爽やかなキャンベルの歌声は夏の緑を連想してしまうんです。
緑濃い海に向かう道、山間の緑の中をくぐり抜けていくような道。
この歌声と一緒にドライブなんて素敵ですよね。
ハモンドオルガンのような優しい鍵盤の音色、カントリーの要素も含まれて乾いている音楽を届けてくれています。
途中のギターのソロとタンバリンのリズムは僕のツボ。
スライドギターのような耳に残る弦の音にも哀愁を感じます。
フェードアウトしながら終わっていくこの曲を聞き終わる頃。
あなたの周りの景色はどんな景色が広がっていますか?
ん~カッコいい♪