M1> トラフィック・イン・フリート・ストリート / ニック・ヘイワード
88年にリリースされた『I LOVE YOU アヴェニュー』から。
さて「ニック・ヘイワード」は80年代に人気を博したイギリス
のギター・ポップ・バンド、『ヘアカット100』(Haircut One Hundred)での活躍でも知られるアーティスト。
バンド時代の彼らの音楽も綺麗な旋律のものも多く存在していましたが、この作品はソロとしての活動を始めて3作目に当たる1枚。
日本ではあまりセールスを伸ばすことはなかったようですが、バンド時代のメロディセンスと、構築された彼の世界観はバッチリ。
ヴォーカルを抑え、曲の持つ影をしっかりと表す表現方法。
大人の音楽を聞かせてくれる1枚。
ギターの素朴なイントロから響きながらスーッと入り込むヴォーカル。
青白く、少しヒヤッとした空気感。
ノスタルジックで温かな「良い時代」のにおいを感じたりします。
例えば大学時代の友人とドライブに出かけていく早朝の高速。
ジーン、ジーン。
美しい曲は懐かしい気持ちにもしてくれますね。
ちなみにニックの息子、オリヴァー・ヘイワードも、現在ミュージシャンとして活動しているそうです♪
M2> Overdose Of Joy(オーバードーズ・オブ・ジョイ)/ ユージン・レコード
1940年12月23日米国シカゴ生まれのソウル・シンガー。
「ユージン・レコード」
シカゴ・ソウルでもとりわけポップでマイルドな音楽センスを持つアーティストとして有名。
ソウル・グループ『シャイ・ライツ』というグループではファルセット・ヴォイスを活かし
「オー・ガール」などのヒット曲を生みだし、活躍しました。
1977年の作品「ザ・ユージン・レコード」から。
メロウでいてソウルフル・・・何度聴いてもカッコいいシカゴ・ソウル♪
やはりドライブにはもってこいですね。
高速道路を走るシーンも想像するんですが、よく晴れた日。
山間を抜ける道。
青空と草原、山を眺めながら♪
なんていかがですか?
スウィートで適度に洗練されていて・・・。
とろけそうになるコーラスワークは「シャイ・ライツ」を彷彿とさせる。
もう最高ですね♪
夏に聞くユージン・レコード♪おかわりします。