M1> Political Science (ポリティカル・サイエンス)/ ランディ・ニューマン
アメリカ出身のシンガーソングライター「ランディ・ニューマン」
1972年にリリースされたかれの4枚目の作品。
『Sail Away』に収録されています。
とっても素敵なアルバムですが、このアルバムでランディは「アメリカ」という国について
辛辣なメッセージを投げかけています。
このアルバムをしっかりと日本語詞で感じながら聞いてみると、ことごとく深い内容です。
大きなアメリカという国の中で生きようと懸命な市民の心を歌っている1枚。
そんな中ポップに聞こえてしまうこの曲。
「ポリティカル・サイエンス」
『あんたにもわしにもまだまだ余地がある。世界中の市という市は
もうひとつのアメリカの町となるだろう』
ランディ・ニューマンにとっての代表作だと思う。
渋く歌い上げる熱。時にはクールに遠巻きで眺めている傍観者のように。
静かな場所でじっくりと聞いてみてほしい。
このメッセージをあなたにはどう届くんでしょう。
秋にはこんな曲を感じながら過ごす時間も良い。
さて音楽のシーズンだ♪
M2.> It’s Time / アウトバーン・ジャズ・オーケストラ
名古屋を中心に活動する、若きビッグバンド。
「アウトバーン・ジャズ・オーケストラ」
リーダーの山崎貴大(たかひろ)さんを中心にした18名で構成されたビッグバンド。
メンバーそれぞれが他のグループでの活動や、ソロでも活躍するメンバーが集結。そんな彼らの音には、普通の音楽から貰えるチカラがあるとすれば、また違ったチカラを貰えるような気がします。
それは18名の息の合った演奏からもらえる、さわやかなエネルギーに似た青いもの。
このメンバーの中に入りたくなるような学生のようなパワーがみなぎっているんです。
もちろん学生を卒業したばかりのメンバーや、僕よりも先輩のメンバーがいたり。
年齢もキャリアもバラバラ。
そのバラバラを束ねる山崎の求心力には感心する。
若きリーダーが作りたかった音が収録された①stアルバム『AUTOBAHN』
爽やかなビッグバンドを聞いてみたい方には新鮮に聞こえてくれるはず。
メンバーの気持ちと愛情を感じてください。
やっとお送りできました。
ビッグバンドのファンの41歳のおじさんより。いいでしょ?この音。