M1> Do Nothing Till You Hear From Me / クラーク・テリー
トランペット、フリューゲル、ポケット・トランペット、
ある時は、掌に隠されたのマウスピースだけでの妙技・・・そして独特のスキャット。
ジャズ・トランペット奏者の「クラーク・テリー」さんが亡くなったのは昨年のこと。
享年94歳。
1920年にミズーリ州セントルイスに生まれたクラーク・テリーは、
1930年代半ば、高校生のころからプロとして活動を開始しました。
同郷出身の「マイルス・デイヴィス」のアイドル的存在であったことでも知られています。
1960年代にかけては、カウント・ベイシー楽団、デューク・エリントン楽団、クインシー・ジョーンズ楽団に在籍、トップ・トランペッターとしての功績を残したトランペット奏者です。ジャズ史を代表する楽団両方の全盛期に在籍した数少ないミュージシャン。
「カウント・ベイシーOrch.は大学で、エリントンOrch.は大学院だった。」と
彼は語っています・・・。
そんな彼のパワフルで艶のあるこの1曲を。
なきのメロに感情を抑えながら吹く鳴らすペットの哀愁と男っぽさを感じ、色気に似た優しさを感じる名曲。
この曲の似合う男になりたいもんです・・・。精進します。
M2> サンパブロ通りの天使達 (Milonga) / 沖仁
日本のフラメンコギター奏者「沖仁」さん。
以前ワイグルにも登場してくれたお方。
あれから事ある毎に沖さんのギターを聞きたくなります。
2007年の沖仁(おきじん)さんのアルバム『Respeto~十指一魂』
2007年の秋にリリースされた1枚。
この時季にどうしても聞きたくなってしまう。
どうしてだろう?このギターの音色なのか、
異国の空気を感じるからなのか?
少し乾いた秋風が吹き抜ける町並み。
秋色に染まるわき道。
どうしても沖さんにしか出せない世界感。
その世界観が秋にフィットするのか。
フラメンコギターの新鮮な魅力を教えてくれます。
沖仁さんのフラメンコギターに対する深い敬愛が(レスペート)を感じられます。
秋の日差しの下こんなメロディと音色と共にゆっくりお茶でもいかがですか?