M1> 愛のためいき / リー・リトナー
「リー・リトナー」の名を一躍世に知らしめ、フュージョン・ギター・ブームを巻き起こした大傑作といえわれる1枚。
1985年にリリースされた「ジェントル・ソウツ」
このアルバムがリー・リトナーの出世作となりました。
レコードの片面全曲を一発録りする「ダイレクト・カッティング方式のLP」としてビクター音楽産業から発売。その失敗が許されない状況下で、超絶技巧とセンスをもって熱いプレイを繰り拡げる当時若干20代を中心とした彼らの実力に圧倒されます。
後には「ソフト&メロウ」がウリの大人のギタリストとして名声をあげるリトナー。
さてそのアルバムの中で、5曲目の「愛のためいき」は、リトナーの成せる業。
ソフトで、繊細。一本芯の通ったタッチで「聴かせます」。
デイブ・グルーシンのキーボードも存在感バツグン。
「愛のためいき」は、フュージョンで結構カバーされています。
このアルバムのリトナーのギター。
その後にリリースされたソフト&メロウなギター。
聞き比べるとこのソフトなギターに入っていった理由が分かる気がします。
この時がまだ20代なんて・・・信じられませんわ・・・。
M2> アンチェインド・メロディー / マット・モンロー
モンローの歌声はフランク・シナトラと声質が似ていたので「British Sinatra」(英国のシナトラ)と呼ばれ、世界中の多くのファンを魅了した「マット・モンロー」
1955年に公開され、世界でヒットした名作「慕情」のテーマ曲
「Love is a many Splendored Thing」を歌ったのがマット・モンロー。
彼の代表曲になった曲でもあります。
「マット・モンロー」は1960年代にイギリスで活躍したバラード歌手。30年近くの活動期間の間に世界各地でコンサートを開き、レコード総売上枚数は1億枚に上るという。
ヒットの仕掛人はビートルズのプロデューサーとしても知られる「ジョージ・マーティン」
他のヒット曲としては「Softly As I Leave You」、「ロシアよりを愛をこめて」(『007 危機一発』の主題歌)など。60年代の代表するシンガー。
この時代にも聞くと、不思議です。
リアルタイムに聴いていないのに、こんなにも心に訴えてくる歌声って一体なんなんでしょうか。
そんなモンローのアルバム「慕情」に収録されたのはご存知「ライチャス・ブラザーズ」のカバー。彼のバージョンはやはり「映画音楽」になってしまう・・・w
この雰囲気に文句なんてございません。堪能させていただきます!