M1> スリープフォール / アンソニー・フィリップス
1970年代は叙情的・構築的なプログレッシブ・ロックバンドとして活動。
1980年代にはボーカルのフィル・コリンズの牽引によって世界的なポップバンドとして高い人気を誇った『ジェネシス』
ジェネシスのギタリストとして知られる、イギリス・ロンドン出身の「アンソニー・フィリップス」
生ギターや12弦ギターを駆使した奏法で初期のジェネシスの要♪
フィル・コリンズもヴォーカルで参加したファースト・ソロがこの1977年ファースト・ソロ・アルバム「The Geese & the Ghost / ギース・アンド・ザ・ゴースト」
こんなに叙情性を内省的に突き詰めた作品はないでしょう。
不朽の名作と言われている名盤です。
アルバムの最後に収録されているこの「スリープフォール」
美しすぎるメロディと風景をも想像できる浮遊感はこのアルバムの中でもやはり最後にしか入れられないほどの存在。
フィリップスの世界に紛れ込んで最後に見える風景は?
この3枚をじっくりと堪能した後に見えてくるのかもしれませんよ・・・。
(ちなみにこのアルバム、デモなどを収録したDisc 2と5.1ch化したDVD-Audioの3枚組です)
M2> フィンガーズ・アンド・トウズ / アラン・トゥーサン
1972年のアルバム『ライフ・ラヴ&フェイス』
プロデューサー、アレンジャー、コンポーザー、ピアニストそしてシンガーと・・・
マルチな才能を生かしてニューオリンズ・サウンドの魅了を世界に広めたアラン・トゥーサン。
名盤『サザン・ナイツ』と並ぶ名盤ですね。
久々に聞きたくなってしまいました。
こんな表現を借りるのであれば『タイトな小品が手堅くつまっている一枚』
ワイルドさ、濃厚なサウンドだけとは違う、白人テイストも漂うサウンドはオシャレであり、ソフトでもありファンクの風味もあるという魅力溢れるサウンド。
50年代、ティーンの頃にはピアニストとしてのプロ活動を始めたアラン・トゥーサン。
その類まれなセンスと才能はこのアルバムでも発揮されています。
色んな音楽要素をミックスして綺麗に整理されたメロディと、細かに気を配られた歌声に誰しもが魅了されるはず。
キャリアの中では演者から裏方の人間になっていく彼の才能。
この頃のアランが1番輝いていたのかもしれません。
キラキラと輝くサウンドはこの季節にもマッチします。
あぁ、オシャレさんです。この曲も♪