M1> ラッシュ・ライフ / ゲイリー・トーマス
1992年にリリースされた「ゲイリー・トーマス」のアルバム
「 ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイ・スタンダーズ」
90年代に活躍した「ゲイリー・トーマス」のカルテット作品。
「パット・メセニー」をゲストに迎えて作られた90年代を代表する名盤。
さて邦題には「パット・メセニー」との競作のようになっていますが、あくまでもパットはゲストでございます。ゲイリーのラブコールに応えてこのレコーディングに参加したパット。呼ばれたわ良いが、このアルバムがスタンダード集であることを聞かされていなかったそうだ。
準備万端で臨んだレコーディング。ゲイリーの曲も聞き込んだ末に明かされるスタンダードという事実。
「プレイ・スタンダーズ」とは言え、内容はしびれる内容。
聴きごたえは抜群にあります。そして唯一のデュオ・プレイ「Lush Life」♪
この曲でのたまらないギターとテナーのデュオ・・・。もう最高にシックリ来ています。
聴きながらニヤニヤしてしまうようなプレイに感嘆。
本物同士の演奏には楽譜はいらないんですね。感動します♪
M2> サンライト / ヤングブラッズ
1965年に結成された「ジェシ・コリン・ヤング」率いるバンド「ザ・ヤングブラッズ」
このアルバムは「ジェリー・コービット」のソロ転向した後にトリオとなり、ゲストにデヴィッド・リンドレーらを迎えて制作したサード・アルバム。
ニューヨークからカリフォルニアに拠点を移した開放感のような空気が広がっています。
1969年のアルバム『ELEPHANT MOUNTAIN』
この名盤「エレファント・マウンテン」は高い音楽性なのにさらっと演奏してしまう。
そのスイスイとやってのけてしまうカッコよさが詰まっています。
そしてジェリー・コービットの歌声もリラックスしていて力みもない。
さらっと歌いのける。
そのサラッとしているのに耳に残る爽快感。
爽やかな冬空に彼の歌声が似合います♪
ちなみに・・・
(山下達郎さんが組んでいたバンド「シュガーベイブ」はこのバンド名前の由来は
ザ・ヤングブラッズの曲から付けられたというのは有名な話。)