M1> Snowy Morning Blues / Marcus Roberts(マーカス・ロバーツ)
1963年フロリダ州生まれの、盲目の黒人ジャズ・ピアニスト「マーカス・ロバーツ」
80年代にウィントン・マルサリスのバンドのメンバーとして参加して知名度を得たピアニスト。
さてマルサリスと言えば、ニューオリンズの名ジャズ一家としても有名。
そんなマルサリスの影響を受けた彼の音楽には、「ニューオリンズ・ジャズ」の風を感じます。
ニューオリンズ・ジャズはジャズの初期のカタチといわれています。
ジャズの大きな特徴のひとつはスウィングあるいは4ビートと呼ばれるハネそうでハネない独特のリズムがありますが、ニューオリンズ・ジャズはちょっと2ビートっぽいノリが残っているのだとか・・・。
そのリズムがとにかく気持ちいい。
この「Snowy Morning Blues」にもその要素が顔を出します。
ブルースの中に軽いタッチでリズムを刻みます。心地いいリズムは雪が降った朝。
抑えきれないウキウキ感。ドキドキするような少年の気持ちをコミカルに表現しているかわいい1曲。雪が降った朝。ね?ウキウキしますよね♪こんな感じに。
M2> Lose Me (ルーズ・ミー) / ジョー・ヘンリー
1960年アメリカはノース・キャロライナ州シャーロット生まれのアーティスト、プロデューサー「ジョー・ヘンリー」
短編小説を書くように詩の世界を作りだすアーティストさんです。
プロデューサーとしての才能を発揮しているのも彼の特徴。
アニー・デフランコ、エイミー・マン、アラン・トゥーサン、エルヴィス・コステロなどを手がけています。(コレって凄いこと)
ジョー・ヘンリーは1987年に「メラニー・チッコーネ」という女性と結婚している。
この方、あの「マドンナの妹」さんです!
世界のポップスターの義理の弟という彼。もちろんマドンナも彼の楽曲をモディファイ(一部を修正)して歌ってるんです♪
1990年にリリースされている2枚目のアルバム「Murder Of Crown」からこの1曲。
ギタリスト「ミック・テイラー」が参加した「Lose Me」はミックのギターがソロで聞かせます。独特の空気感は心地よく響きます。
味わいのある音楽にマドンナの妹さんも心惹かれたのかも?
アメリカを代表するプロデューサーであることに間違いない彼の音をどうぞ♪