M1> 恋におちた時 / ヘレン・メリル
年末になると個人的にこの方の声を聞きたくなってしまうのです。
「ニューヨークのため息」と呼ばれたジャズ・シンガー『ヘレン・メリル』
思わずため息が出てしまうような彼女の歌声で年末のバタバタをちょっとリセットです。
1955年に録音された名盤。
「ヘレン・メリル・ウィズ・ストリングス」
ストリングスと見事なリズム・セクションをバックに愛の歌声を届けてくれる1枚。
思わずリズムを刻んでしまう名曲の数々にアナタも虜になってしまうかも。
それにしてもこの脱力感の中にアル存在感は一体なんでしょう?
このメンバーの豪華さでもどんなアルバムか分かってしまいます。
ハンク・ジョーンズ(p)ミルト・ヒントン(b)ソル・ガビン(ds)バリー・ガルブレイス(g)
こんなサポート陣をバックに歌われる彼女の歌世界。
普段は聞きたくならないのに、年末や特別な時期に聞きたくなってしまう・・。不思議な感覚です。さぁ今年も大詰め。音も聞き収めが近づいてきました。
M2> ぬくもりに抱かれて / フランチェスカ・バゲイ
1991年にリリースされた「フランチェスカ・バゲイ」のアルバム『花詩集』から。
温もりを頂いて下さい。
「フランチェスカ・バゲイ」の特徴と言えば社会や時事問題を歌詞などに混ぜ込んで、聞く人に投げかける様にメッセージを届けてくれるアーティスト。
そのメッセージが強すぎるときもありましたが・・・。
しかしそのメッセージ性の強いところはキャロル・キングに少しダブるような雰囲気と素晴らしいインパクトをと土臭さも残してくれました。
アルバムに収録された「ぬくもりに抱かれて」は柔らかでソフトな彼女の歌声と、優しいメロディがお気に入りです♪
僕が知っている限り、過去にアルバムのリリースはこの1枚だけなはず。
ソフトな歌声とメロディが並ぶアルバムですが、彼女の歌唱力にも是非注目していただきたい1枚。
聴いている耳を離さない不思議な力。
改めてこの年末に耳を奪われてしまった・・・。