M1> チェンジズ / リチャード・ティー
1989年にリリースされた「リチャード・ティー」のソロアルバム『インサイド・ユー』
さて「リチャード・ティー」は偉大なピアニストであり、アレンジャー、コンポーザーと多彩な才能を発揮した名プレイヤー。
その才能ぶりは1970年代に活躍したフュージョンバンド「スタッフ」のピアニスト、キーボーディストとして活躍し、解散後はソロやセッションミュージシャンとして、ジャズ・フュージョン、ロック、ソウル、R&Bなど幅広い分野で活躍した経験がこのメロウで大人の世界を聞かせてくれているんでしょう。
49歳でなくなってしまった彼の伝説的な演奏を楽しめる1枚です。
しっとりと、穏やかで、優しいという3つ揃った大人の皆さんへのジャズ・フュージョン。
「Louisiana Sunday Afternoon」では盟友スティーブ・ガットのリズムにノリノリでプレイしていて余韻を楽しめたりします。
「Will You be There」でマーカス・ミラーのベースをバックに非常に熱い演奏を聞かせてくれます。
テクニックとこの甘い歌声も披露しているホッコリと馴染める1曲をどうぞ味わってください。大人のフュージョン・・・♪
M2> ラヴ・ハーツ・ユー・アー・エヴリシング / サンディ・カンドゥ
1995年にリリースされた「サンディ・カンドゥ」のデビューアルバム
『Nice To Meet Ya(ナイス・トゥ・ミート・ヤ!)』から。
オランダ出身の美形女性シンガーとして注目を集めたアーティスト。
彼女はキャンディ・ダルファーのワールドツアーに同行し、
美貌と共に歌唱力も持ち合わせたシンガーとしても注目されました。
キャンディ・ダルファーのワールドツアーに参加したお返しにこのアルバムではキャンディがサックスで参加していたりと聴き所も満載。
そして歌われているのは聞きやすいポップスがメインですが、この「ラヴ・ハーツ/
ユウー・アー・エヴリシング」のカヴァーはお見事。
数多くのアーティストがカヴァーしている名曲ですが、このアレンジは初めてでした。
ラヴ・ハーからユー・アー~の転調。
ちょっと雑にも聞こえなくはないけどお気に入りです。
少しコブシに似た歌声は日本人の耳にはスンナリとインパクトを残してくれます。
今年も多くの愛に包まれますように♪