M1> HOW DOES IT FEEL / ジョヴァンカ
2013年にリリースされている「ジョヴァンカ」のアルバム「サテライト・ラヴ」
オランダ・ポップス界の歌姫「ジョヴァンカ」
ディオンヌ・ワーウィックやミニー・リパートンなどのアーティストに傾倒していた彼女ですが、80年代にはポップス、90年代にはヒップホップに影響を受ける。
モデルとして10代からヨーロッパ中のトップ・ファッション・モデルとして数多くのファッション・ショーなどでも活躍した彼女。
そんな彼女のサード・アルバムがこの「サテライト・ラヴ」
世界を旅して吸収した沢山の音楽エッセンス。
久々のリリースになった2013年当時、洗練された作品としてそれまでのアルバムのイメージを崩し、新たな世界に出発した感じ。
軽やかで明るくクリアなオーガニック曲調のあの雰囲気は大胆に変化しています。
ナチュラルではなく人工的な創作音楽に彼女が溶け込んでいます。
しかし、デビュー当時のポップさやオーガニックな感じも節々で感じることのできる作品。
敏感に感じる彼女の音楽アンテナがこの音たちに反応したのか。
想像しながら聞く楽しみをプレゼントしてくれます。
ジョヴァンカの音旅に出かけてみます?この週末にでも♪
M2> ソング・フォー・サンドラ / ラウル・ミドン
魂に響くギター・ラブ・ソウルを奏でる「ラウル・ミドン」セカンド・アルバム。
2007年にリリースされた「a world within a world」(世界の中の世界)から。
このアルバムはラウルの音楽性を存分に聞かせてくれる1枚。
ギターのテクニックはもちろんですが、彼のこの歌声はスイートで、温もりに包まれます。
前作では激しく叩くようなギターテクニックを思う存分聞かせてくれたアルバムでしたが、このアルバムはメロディアスで、美しいアルバムに。
そして何より広い音楽視野を手に入れた彼の真骨頂を感じます。
ラブソングはしっとりと、参加している豪華なシンガーとの曲は、インパクトも鮮烈。
例えば、「ミッシェル・ンデゲオチェロ」が参加している「ピック・サムバディ・アップ」は
唸ってしまうほどメロディアス。
そのほかの曲も詩の内容から自分のスタイルを直視できている自信作に聞こえてきます。
マウストランペットの囁きや、ギターの綺麗な音色、メロディの美しさ。
細かな音の世界に彼のヴォーカル。
この聴き心地の良い世界に(音旅)出かけて見ます?パート2!