M1> The Last Train For Tomorrow / TarO&JirO
2014年12月にリリースされている『Piranha(ピラニア)』から。
アコースティックギターを手に世界中のステージで驚異の「兄弟喧嘩(サウンド)」を繰り広げてきた兄弟ロックデュオ『TarO&JirO』
兄:TarOと弟:JirOの兄弟からなるアコースティックギター2本とキックドラムと二人のヴォーカルのみでROCKを奏でるというスタイルは衝撃的なインパクトを残してくれました。イギリスに渡り、数多くのフェスやライブにも参戦した彼らのパフォーマンスはまさに侍。
2013年12月には日本で待望のメジャーデビューを果たしますが、わずか一年と半年足らずで自らメジャー引退を表明。
日本のメジャーシーンは窮屈そうに今も楽しそうに活動を続けている2人。
彼らの2014年に届けられたアルバムは「ピラニア」
激しいイメージがあるピラニアがふとした時にみせる可愛らしさ、優しさ。
そんなギャップが楽しめるお気に入りのアルバムです。
その中から優しいギターのフレーズと切ないヴォーカルが印象的な美しい1曲を。
もはや邦楽なんてジャンル分けもいらない。
TarO&JirOだけの音楽をどうぞ♪今週はオリジナリティをテーマに選曲♪
M2> Flesh Of My Flesh (What I Want The World To Know) / ラヴィン・ハドソン
ロンドン生まれ。
ゴスペルの世界で育った彼女は二十歳になってアメリカ「バークレー音楽院」で学んだという努力家『ラヴィン・ハドソン』
その後、イギリスへ戻ってプロとしてのキャリアをしっかりと歩んだゴスペル・シンガーです。
そんな彼女の1988年 のアルバム「Intervention」(インターベンション)
このアルバムは日本でも彼女の力量ある歌声で話題にもなりました。
ソングライターとしての才能や、
ゴスペルをベースとした力強い歌声はソウルの世界でも異彩を放っています。
80年代の音楽ですが、今でもその美しい歌声は鮮やかに聞こえてきます。
アダルティでスムースな大人のサウンド、なのにそんなに重くなく爽やかでさえある。
高音域のシャウトは見事にノックアウトされます。
しっとり歌ったり、キュートな歌声だったり、多彩な彼女の表情を楽しめる1曲です。
この曲の終盤のアカペラの多重録音に、ゆったりと歌う男性コーラスもナイス。
ニンマリとしてしまう歌声は彼女のオリジナリティ♪