M1> タッチ・オブ・シルヴァー / ニコラス・ペイトン
トランペット奏者『ニコラス・ペイトン』
「ニコラス・ペイトン」は「ウィントン・マルサリス」に続く神童といわれたトランペッターです。
1973年。ベーシストの父とオペラ歌手でありピアニストでもあった母との間に
ニュー・オリンズに生まれた「ニコラス・ぺイトン」
4歳のころからトランペットを始め、9歳でブラスバンドのコンサートに出演。
わずか19歳でエルヴィン・ジョーンズのアルバムを始め、リンカーン・センター、カーネギーホールのオーケストラに参加したという経歴を持ちます。
今やウィントン・マルサリスに次ぐ存在であり、今後の世界のジャズ・シーンをリードすることは間違いないトランぺッター。
1998年にリリースされている彼のアルバム『Payton’s Place』
マルサリスとは違ってるんだ!とペイトン自身のニュー・オリンズを意識して製作された1枚とも言えそうです。ニュー・オリンズ色を前面に押し出さずに自分のスタイルを構築させる彼のスタイルが好きだったりします。このソリッドな演奏も素敵です♪
M2> シームズ・トゥ・ミー / ロイ・オービソン(Roy Orbison)
「ロイ・オービソン」のこんな懐かしい1曲を選んでみました。
さてロイ・オービソンといえば、この一度聴いたら忘れられない哀愁のヴェルヴェット・ボイスを武器に、「オンリー・ザ・ロンリー」「クライング」「おお、プリティ・ウーマン」などの大ヒットでお馴染みですが、1960年代前半に一時代を築いた
伝説のロックンローラーです。
本名は「ロイ・ケルトン・オービソン」です。
1936年4月23日にテキサス州ヴァーノンで生まれたロイ。
少年時代にはカントリーやブルースを聞いて育ったそうです。
大学時代(テキサス州立大学)パット・ブーンと一緒だったらしい♪
一時代を築いたアーティストが同じキャンパスで勉強していたなんて♪
90年に急死してしまった彼を偲んでリリースされているのが『Legendary』
過去の名曲たちを4枚組にしてコンパイルした豪華版。
彼の全盛期は60年前半のビートルズ・ブームと重なるんですが、そのきれいな歌声と、流行に流されなかった彼のスタイルをこの4枚から感じられるはず。
そんな中からこの曲を聴きたくなってしまったので『シームズ・トゥ・ミー』
彼の流されないスタイルがこの曲にも生きてます♪