M1> SOUTH EXPRESS / CHICO FREEMAN (チコ・フリーマン)
今週は桃の節句も終わって、いよいよ本格的な春を意識しても良いでしょう。
少し春めいた選曲をしてみました♪
まずは『チコ・フリーマン』
偉大なる父、サックス奏者『ヴォン・フリーマン』を父に持つサラブレッド。
ちなみにお父さんの「ヴォン・フリーマン」はシカゴ・ジャズ・シーンの顔として活躍した功績を讃えられてシカゴでは祝賀会が開かれるほどの人物です。
そんな息子ももちろん彼もサックス奏者です。
そんなお父さんとの競演作品がこの1987年の作品。
「LORD RIFF AND ME / ロード・リフ・アンド・ミー」という作品です。
偉大なる父の背中を追いかけて、そのジレンマの中で制作された父子の競演です。
そんな物語を勝手に想像しながら聞いていると、自分の成長を聴いてくれよ!
親父!こんなクールな演奏をできるようになったんだぜ!
なんて会話が聞こえてきそうです。
ゴリゴリの演奏というよりも繊細で、軽快なサウンドは非常に心地いい曲ばかり。
親の存在を超えて行ったソリッドな演奏は春先には刺激的です♪
M2> ユー・ゴー・トゥー・マイ・ヘッド(ボーナストラック・日本盤のみ)
/ アンネ・ソフィー・フォン・オッター・エルヴィス・コステロ
この名演奏の後にはこちらは盟友との共作を♪
『アンネ・ソフィー・フォン・オッター』の作品です。
クラシックのメゾ・ソプラノ・ヴォーカリスト「アンネ・ソフィー・フォン・オッター」と「エルヴィス・コステロ」の共演による2000年の作品。
「For the Stars」
クラシック界の歌姫「オッター」がポップアルバムに挑戦したこの作品では、コステロを心底信頼しているのがわかります。
クラシックにはないポップスならではの複雑な構成に彼女の知的な美しい歌声♪
落ち着いた大人の作品です。
囁くような、耳元に言葉を置いて行くようなインパクトのある歌声は天性のモノ。
その才能にほれ込んだコステロのコーラスの優しい事。
念願かなったそんな喜びの1枚はまさに『For the Stars』
キラキラと輝く曲達が散りばめられています♪
信頼が作り上げた作品♪やはりどの世界にも信頼が大事ですね♪