M1> In the Morning / Omar
イギリス・ロンドン出身のアーティスト「オマー」
ジャジーでいて、どこかソールフル。
彼だけに許されたメロディ・ラインってあるんです。
独特な音楽世界は今、聴いても新鮮です。
80年代後半から90年代初頭にかけて人気を博した「アシッド・ジャズ」
ジャミロクワイ、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、
インコグニーなどが世界にその存在を示した時代。
その中でも異色の魅力を発していたのは間違いなくこの「オマー」だった気がします。
ジャズをベースとしたサウンドの中でそれぞれが形成していくアシッド・ジャズの中で、
癖のあるアシッド・ジャズを聞かせてくれたのは彼でした。
2000年にリリースされた『Best By Far』(ベスト・バイ・ファー)
モダンでクールなサウンドは春先にも心地良い♪
「エリカ・バドゥ」とのデュエット曲など聴きどころ満載♪も楽しみだ。
「『ベスト・バイ・ファー』はサウンドトラックとラテン・ジャズから多大な影響を受けたよ」とオマー自身が発言しているように、あらゆる音楽エッセンスを取り込んだオマーのサウンドをじっくりとお楽しみに下さい♪
M2> イージー・リヴィング / ダイアン・シューア
ジャズ・ヴォーカリスト「ダイアン・シューア」
ダイアン・シューアは「盲目のピアニスト」として紹介されることがほとんど。
確かに盲目というハンディを背負っている人ではありますが、
全く感じさせない豊かな歌声は素晴らしすぎる♪
「スティーヴィー・ワンダー」とのデュエット「ファイナリー」などを収録したアルバム2000年にリリースされた『ファイナリー~フレンズ・フォー・シューア』
このアルバムでは「スティーヴィー」のほか、
「レイ・チャールズ」や「ハービー・ハンコック」、
さらには恩師にあたる「故スタン・ゲッツ」とのヴァーチャルな競演トラックも収録された、超豪華ゲスト満載の贅沢な1枚です。
彼女はやはり「スティーヴィー」に啓発されるところが大きいのでしょう。アルバムでは
「心の愛」をカバーしていたりしています。
その表現力豊かな歌声。
じっくりと味わって頂きたいそんな作品。
ジャズだけではなく、ポップまで幅広くカバー、
アップテンポ、バラード、ミディアムとなんでもそつなくこなす超一級のヴォーカリスト、ピアニストとしても彼女にも触れるべきですわよ♪