M1> サンバ・ブラジル(ブラジルの水彩画) / ジョアン・ジルベルト
今週は美しいメロディを意識しての選曲でお楽しみください♪
ジョアン・ジルベルト1980年の作品「海の奇蹟」
「ボサノヴァの神」、「ボサノヴァの法王」と呼ばれる
『ジョアン・ジルベルト』現在86才。
ブラジルに帰国したジョアン・ジルベルトは二人のアーティストに連絡を取った。
そのアーティストこそ、「カエターノ・ヴェローゾ」、「ジルベルト・ジル」の二人。
この3人の若手ボーカリストに声をかけて作った80年制作作品がこの名盤。
全体にブラジルと故郷バイーアを想う、愛情が溢れた作品。
まるで「音のアロマ」を炊くようなリラックスする音の世界。
この時代にもその心地よさを味せてくれます♪
その作品のオープニングを飾ります「サンバ・ブラジル」
アリー・バローゾ作の有名なスタンダードを、
「ジョアン・ジルベルト」、「ジルベルト・ジル」、「カエターノ・ヴェローゾ」と歌い継ぎます。この曲の心地よさは別格♪
ブラジルへの愛、ポルトガル語へのこだわり・・・素晴らしい♪
同じ時代に生きていることに感謝しますよね♪
M2> Teen Angel / マーク・ダイニング
オクラホマ州マンチェスター出身のポップ・シンガー『マーク・ダイニング』
姉の3人が1940年代に「ザ・ダイニング・シスターズ」として活動していたという
音楽一家に育った「マーク・ダイニング」。
学生時代から音楽活動を始めていたそうです。
「Teen Angel」
この曲は、姉のジーンが夫と書いた曲。
それを弟のマークが録音してリリースしたもの。
10代の若者の死を歌った曲、当初ラジオ局もオンエアーをためらっていたそうです。
デリケートだから・・・。
しかし、「ザ・ダイニング・シスターズ」のファンだったDJが紹介することで評判になって大ヒットに♪
まるで映画の世界のお話♪
1970年代には映画「アメリカン・ブラフィティ」に紹介されて再び知られるようになりました♪
フォーク・サウンドと、美しいコーラスのアレンジ。
しっとりとした雰囲気で今も楽しませてくれている名曲です♪