M1> From Season To Season / ルイ・フィリップ
この浮遊感はどこか懐かしい。
なぜだか澄んだ空気感を感じるには僕だけでしょうか?
さてまずこのアルバムは『ルイ・フィリップ』名義になっていますが、
実は「ルイ・フィリップ」がソロデビューする前に組んでいた
「アルカディアンズ」というバンドが1985年にリリースした唯一のアルバムに、
少し彼の曲をプラスして「ルイ・フィリップ」名義にしてリリースされたアルバムという事は書いておきます。『レッツ・プリテンド・ザ・アルカ』
初期のビーチボーイズを意識した明るいグループをやっていたルイ。
次に結成したこのアルカディアンズ。
前のグループとは正反対の弱弱しい音。
静かで繊細なリリカルな音楽。
特に盛り上がりのないアルバムですが、ただ無性に聞きたくなってしまう不思議な1枚。
いつだったか、「コーネリアス」こと「小山田」氏が、このアルバムについて、クリスマスになるといつも聴きたくなる、みたいな記事を読んだことがある。
季節が進むと聴きたくなる。共感します♪僕は冬よりも秋なんですよね。
ルイのソプラノボイスはセンチメンタルにさせるのかも♪
M2> A Love Like This / ダン・フォーゲルバーグ
「Longer」「Same Old Lang Syne」、「Hard to Say」などのヒットソングで知られる
『ダン・フォーゲルバーグ』
70年代、80年代にヒットを重ねた彼の1993年にリリースされた大好きなアルバム
「River of Souls」
こんな充実した作品を90年代にリリースしていたんですよね。
これは嬉しい驚き!
それもヒット曲のイメージを払拭させるような大人の色気ばっちりの
「ダン」がそこにはいるんです。
明るめの曲がアルバム全体を覆います。
しかしムーディーなAORサウンド。
さり気なく顔を出す昔の爽やかさ。
力みもなくてメロディを楽しんでいるダンに引き込まれます。
ケルティック、カントリー、アフリカン、まるで世界を旅する様な
楽しくなってしまう楽曲が並びます♪
どうぞお好きな曲を探してみて下さい♪個人的にはベストな1枚です♪