M1> Mama Just Wants to Barrelhouse All Night Long / ブルース・コバーン
(ママは一晩中酒場でうかれたい)
シンガーソングライター、カナディアン・フォークと紹介される『ブルース・コバーン』
キャリアは40年以上。
今年は東京で来日公演を行った彼。今年、行けなくて悔しかったライブの1つ。
フォーク、ロック、ジャズワールドミュージック・・・。
多様な音楽への愛。
リスペクトを感じるその音楽。豊かで繊細なサウンドに愛がたっぷり。
そんな彼の1973年の1枚。
『夜の幻想』
このアルバムはバンド編成で挑んだ4枚目の作品。
渋い歌声、陽気な歌声を曲調に合わせて歌い分ける。
完成度が高い曲達が並ぶものだから・・・たまらない。
10曲中3曲がインスト。
「ママは一晩中酒場でうかれたい」 はジャジーなピアノがメインのバックに流れる。
この曲こそまさにブルース。小粋なミュージック・バーの雰囲気を詰め込んだ感じが素晴らしい。もっと日本でも脚光を浴びるべきアーティストだと思う。
とにかくうまい演奏だけでも聞く価値は大!
M2> Love Me / リトル・ウィリーズ
今週の締めくくりはこんなあブルージーなサウンドです♪
「ウィリー・ネルソン」に敬意を表してこう名乗った5人組
『リトル・ウィリーズ』
女性ボーカル、際だつ彼女のピアノ、やはり独特の色気も感じる唯一無二の声。
『ノラ・ジョーンズ』です。
彼女のカントリー・バンドがこの「リトル・ウィリーズ」
ニューヨークのリビング・ルームで、自分たちが子供時代に耳にして楽しんでいたクラシックなアメリカ音楽を演奏するために結成したもの。
だから活動は控え目。セールスを意識しない。そのスタイルに心奪われる。
このアルバムは隅々まで、わずかに酔っているような、Barの片隅の雰囲気が詰め込まれているみたいな空気。感触を感じられるから不思議だ。
生バンドの演奏をその場所できくような・・・。
お酒の進むシーズン。クリスマスのこのタイミングにはこんなサウンドが盛り上げてくれる♪Little Williesはこの時期に、この時代に聞いても聴く者の心をとらえて離さない。
何でだろう・・・クリスマスをワクワクして待っている43才がここにいる。