M1> リーチ・アウト / ニック・デカロ
この声を聴きたくなる症候群にたまに陥るのです。
もう秋なんですが、どこか彼の声は秋にもマッチする哀愁を感じられるのです。
AORはもちろんシティ・ポップスなんて言葉も無かった1974年。
リリースされたニック・デカロの2ndアルバム「Italian Graffiti」 に感動させられて、
甘く優しい歌声と美しい洗練されたハーモニー。
僕の生まれる前ですよ。
その洗練されたサウンドを再び届けた1991年。
ニック・デカロの遺作となった「Private Ocean」から。
あの「山下達郎」さんにも多くの影響を与えていたことでも有名ですが、
この解放感とメロディセンスは唯一無二。AORの原点なんて言われているのが納得。
美しいピアノ・メロディと歌声。涙出るわ!
M2> クローサー・トゥ・ユー / リズ・フェア
お綺麗なロックシンガー。
『リズ・フェア』の5枚目のアルバムです。
本作はまさに大人のロック。
過激さも抑え気味、ギターも抑え気味のエレキサウンド。
そのバランスがいい。シンプルと言ってもいいサウンドでも、
熱気が感じられます。
そしてボーカルがシャウトなし、キンキン叫びなし、歌い上げもない。
語りかけるシンガーソングライターみたいな優しさ。
丁寧に、しっかりと語り掛ける様な彼女の歌に浸って頂きたい。
この落ち着く空気感。大人ロック。
ゆっくりコーヒーでも飲みながらくつろいでいる時間を想像して聞いてみてはいかがでしょう。ひたすらいい時間を提供してくれるバリスタソング♪