M1> グリーンヴィル・トレッスル・ハイ / ドック・ワトソン
「ブルーグラス」という音楽のジャンルはご存知ですか?
アメリカのアパラチア南部に入植したスコッチ・アイリッシュ(現在の北アイルランド、アルスター地方にスコットランドから移住した人たち)の伝承音楽をベースにして1940年代後半に発展した音楽のジャンル♪
アメリカが生んだ偉大なギタリストの一人!
「ドック・ワトソン」盲目のギタリストとして数多くの伝説を残してきた彼は、ブルーグラスギター(フラット・ピッキング・ギター)の第一人者としても有名!
「ライディング・ザ・ミッドナイト・トレイン」は93年にリリースされたアルバム。
彼の晩年のアルバムです。
40歳を過ぎてからデビューを飾った彼。
ギターの響き、哀愁、声。
遅咲きと言われる彼の功績は偉大すぎる!
盲目だからゆえに伝わる心のようなギタープレイは、僕はギターのことは分かりませんが凄みのようなものが伝わるのです。凄いと思います。
M2> リバー / テリー・リード
Led ZeppelinとDeep Purpleにリード・ボーカリストとして誘われながらも、自らの道を歩く為に拒絶したという伝説の持ち主。
イギリス・フォーク・ロック・シーンの孤高のギタリスト「テリー・リード」(65歳)
グルーヴィンなリズムに奏でられる彼のギターと歌声♪
やはり米国のロックとは一味違う「繊細さ」を感じますね。
アメリカ・サザン・ロックのトム・ダウド名プロデューサーと仕上げた孤高の名盤
「リバー」(73年)から。
どこか憂いを感じ、しっとりと湿気を含んだような空気。
クラシック・ロックの代表曲の1曲。
個人的にはアメリカのロックが好みではありますが、この憂い感・・・アメリカとブリティッシュの間のような感覚は癖になるんですよね。
スティール&スライド ギター、パーカッション、ドラムス・・・シンプルでありながら飽きないもの。このオリジナリティはまさに孤高の存在でしょう。
難しく考えれば、とことん考えてしまいそうになるけれど、そこだけはカラッと気持ちで聴きたい1曲をどうぞ!完成まで2年の歳月がかかったそうです。