M1> October Sky / ハヴィエアー
ソウルフルでスムース・・・。
スティーヴィー・ワンダー直系の70年代ニュー・ソウルを継承していて、自ら作曲をこなすことはもちろん、ほとんどの楽器をプレイできてしまうマルチ・ミュージシャン!
そんなところもスティーヴィーを思わせます。
R&Bヴォーカリスト、「ハヴィエアー」のファースト・アルバム2003年の「Javier」(ハヴィエアー)から。
70年代ソウルを現代のR&Bのエッセンスを溶け込ませ、彼のマルチな才能を思う存分披露してくれているアルバム♪
トラディショナルなスタイルにこだわるのではなく、歌声を生かす色んな可能性に貪欲に吸収していこうと姿は、ファースト・アルバムをリリースしたアーティストとは想像しにくい。
1曲目の「Crazy」は切ないメロディでスタートし、彼の魅力に触れるまでは時間がかからない。ゆったりと聞いていると、バラード、ラテン、ブラックミュージックと幅広いジャンルにとらわれない才能に触れることになる。
本当に軽やかで聴き易い。作品としては全体に心地よい流れがあり、
ラスト曲のJazzyな「October Sky」の余韻まで楽しませてくれる作品。
M2> フライング / Nice Little Penguins (ナイスリトルペンギンズ)
デンマーク出身の正統派ギター・ポップ・バンド「ナイスリトルペンギンズ」
94年にリリースしたセカンドアルバムから。
だいぶ久しぶりに聞きますが、こんなにポップでナチュラルなメロディと日本人好みのサウンドは今聞いてもキラキラとしています。
素直なメロディはラジオライクなサワヤカソング♪
94年ごろ、当時としてはまだあまり紹介されることの少なかったデンマークや北欧のバンドの音。しかし、この「フライング」が日本でもヒットしてオランダやスウェーデンなどのバンドが注目を一気にさらったタイミングがありました。
その先駆け的な存在かも。
しかし聴いていて思うのはこの曲からも感じられる、どこか垢抜けていない田舎くささ。
(同時期にコメダというバンドもでてきたな・・・)
このバンドにも言えるのがこの田舎くささ。
『素朴な歌の持つ強さ=カッコよさ』になっていた気がします。
今聞くとシンプルだし垢抜けない。は変わらないけど、この雰囲気がいいんだな。
どこか優しくてはかない感じ。
今の時代だからこそこの温もり、大事にしたい♪
一緒にフライングします???