M1> ドント・レット・ミー・ビー・ロンリー・トゥナイト / マイケル・ブレッカー 、ジェームス・テイラー
2007年にリリースされたマイケル・ブレッカーの「バラード集」。
あのパワフルな演奏が印象的なマイケルのバラード集ときたもんだ!
「ニアネス・オブ・ユー:ザ・バラード・ブック」から。
まずお伝えしたいのは、このアルバムは今後も手元に置いておきたい素晴らしいアルバムだということ。
2000年12月、ニューヨークにて録音された曲が収録。
メンバーのすばらしさも忘れてはならない・・・。プロデュースとギターはパット・メセニー、ピアノはハービー・ハンコック、ベースはチャーリー・ヘイデン、ドラムスはジャック・ディジョネットというオールスター!!!
そしてアルバムの中2曲はヴォーカルでジェームス・テイラーが参加している。
ありえないメンバーで収録されたことがハッキリと分かるわけです。
73年のジェームス・テイラーの自身のヒット曲ですが、バックでサックスを吹いていたのがマイケル本人だったんですね♪ちょっと感動します。
アルバムを全体を通して聴いてみて、改めて綺麗な音色に酔いしれます。
その控えめな演奏はいつまでも聴いていられるもの静かなバラード集。
この季節からがピッタリです。
スピーディーな演奏のマイケルを求めている方にはちょっと物足りないかな?
M2> (She Will) Take You Down To Love / パトリース・ラッシェン
「Forget Me Nots」はWill Smithが歌った「Men in Black」の原曲としても有名。
世界でも大ヒットした“Forget Me Nots”(82年)の印象からするとパトリース・ラッシェンはディスコミュージックのディーヴァ!といったイメージを持ってしまう。
しかし本来の彼女は70年代半ばからジャズ/フュージョンピアニストとして活躍をし、ジャズ→ファンク→ディスコと急速にスタイルを変貌させたマルチアーティスト♪
そんな彼女の音楽の遍歴がギュっと凝縮されているアルバムがこの82年にリリースされた「Straight From the Heart」
ディスコ・ダンスサウンドもすっかり確立されてのリリース。
全曲パトリース・ラッシェンが作曲していて、可憐で美しい彼女のボーカルと音色豊かなエレピやシンセが素晴らしい♪
アルバム全体の快適な音空間を披露してくれる名盤。
彼女の才能の奥深さを思い知る。
シングル曲の「Breakout!」「If Only」とほとんどが名曲だといっていい。
その中でも僕の心を掴んだのがこの曲。
少しブラジリアンギターが気持ちい旋律を奏でる「(She Will)Take You Down To Love」
アルバムの流れもカンペキ♪
あぁ・・・良い曲ってたくさんありすぎる♪